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茜
2018年1月6日 12:13
「博士の愛した数式」を、長い間読めずにいた。10年くらい。すごく悲しいお話な気がして手が出せなかった。老人と動物の話に弱いのだ。ところがある時、実家の本棚でこの本の文庫を見つけ、なぜだかふと読み始めてみた。たちまち引き込まれた。朗らかで可愛らしくてロマンチックで、温度があるみたいな文章だった。読み終わる頃には愛おしくて、宝物のように、そっとずっと大切にしたい一冊となった。続けて読んだ「