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茜
2019年3月27日 01:42
登場人物の渾名がよい。雲雀、マア坊、竹さん、つくし、越後獅子、固パン、かっぽれ。お決まりのやり取りが楽しい。「ひばり。」「なんだい。」「やっとるか。」「やっとるぞ。」「がんばれよ。」「ようし来た。」それは結核療養所という過酷な空間を、なんだか不思議に明るく彩る。私がなによりこの小説で重要あると感じたのは、文章がすべて「手紙」であるというところだ。手紙とはすなわち「書