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【日記】コロナ解雇から9ヶ月が経過しました【無職生活】

 約1ヶ月ぶりの更新です。

 2020年5月末。約2年半勤めていた会社から突然コロナ解雇を宣告されて約9ヶ月が経過しました。

 コロナ解雇組としてはおそらく初期メンバーに入るでしょう。直近見たニュースでは既にコロナ解雇者が9万人を超えたというので、これからも外食産業や旅行産業を中心にじわじわと増え続けることに違いありません。 

 この数字には自主退職は含まれていないため、実質解雇なのに「退職届を書かされて自主退職に追い込まれた」というブラックなケースを勘案すると、本物のコロナ解雇者はゆうに10万人は超えているでしょう。

 実際コロナ解雇に遭った直後は納得できず「なんで自分が?」という怒りが沸いて仕方がなかったのですが、時間が経過した今となっては「早く解雇してくれてよかった」という気持ちに変化しています。つまり、将来性のない会社に居続けていても遅かれ早かれ退職することになっていただろうし、テレワークが不可能な職場に通勤することのリスクを鑑みると解雇されてよかったとさえ思います。時間が経過した今だから言えることですけど。

 解雇扱いだと失業手当がすぐに支給されることもあり、たちまち生活が立ち行かなくなるということもなかったです。むしろ不平不満を垂れ流しながら毎日ボロボロでストレスフルな生活から解放されてよかったのかもしれません。これが愛社精神溢れる職場からの仕打ちだったらショックです。

 解雇された直後は時間を持て余してリタイアした老人のように有り余る時間をどう過ごしていいかわかりませんでした。これまで長い時間資格取得に励んでいて、やっと努力が実ったにもかかわらず、まったく実務に活かすことができなかったのも悔やまれます。

 周囲からも見下されたり同情される対象となりました。
「あの人よりは自分はマシだ」と比較対象にもされました。
わたしはどう思われようが勝手ですが、なぜ自分ばかりこんな目に遭うのだろうと不思議でした。自分に非があるのかと途方に暮れていたこともありました。

 振り返ってみると、わたしの人生は波乱続きです。以前通っていたカウンセラーさんにも「よくここまで踏ん張って生きてきましたね。壮絶な人生ですね」と言われるほどです。

 現実問題として解雇されてしまったことをウジウジと思い悩むことはバカバカしいと開き直り、突然できた有り余る時間を活用し「今しかできないことをやる」ことを心に誓いました。
GoToキャンペーンを利用してプチ旅に出て知らない街を歩きまくったり、断捨離をしたり、家計の全面見直しをしたり、なかなか有意義な時間を過ごすことができたように思います。

 忙殺されていた日々では気付けない小さな幸せを噛み締め、ほったらかしになっていた家事や家計の見直しにじっくり取り組むことができました。この時間はとても貴重でした。

  空白の時間に無理やり予定を詰め込むのではなく、朝起きてその日にやりたいと思ったことを書き出し、優先順位をつけて淡々とやっていく生活スタイルを確立。

 コロナ渦のため家族以外の人と会わずに過ごしていましたが、孤独に慣れ過ぎているからかまったく寂しさを感じず快適に過ごすことができました。わたしの場合人間関係で何かしらの問題を抱えるタイプなので、ひとりの時間をたくさん持つということが必要だったみたいです

 誰かに迎合したり同調することもなく、健康でやりたいことを自由にできる時間がある。それがどんなに貴重で幸せなことかを改めて嚙み締めました。
幸い失業手当をいただけているので生活レベルを落としたり浪費や無駄遣いをしなければじゅうぶん生きていけます。むしろストレスで衝動買いをしたり外食のペースが多かったことに気付き、あのまま無茶な働き方をしていたらいずれ身体を壊したり貯蓄率が下がりっぱなしになっていたでしょう。

 生きている限り仕事はどうにでもなるし、人生は自ら終わらせない限りこれからも続きます
コロナ解雇に遭った方は災難ですが、決して自分を責めず思う存分怒ったり沈んだりした後は次のステップに向けて舵を切り進めていけば未来は明るいと思います。自分も含めそうあってほしいと願います。

 空白の時間に何をするかと焦っている方もいらっしゃるかと思いますが、何もしなくても大丈夫。自然と何かしたくなるまで待つか、何かを見つけにいきましょう。時間は有限です。今しかできないことがきっとあるはずです。

 紆余曲折ありましたが、ストレスなく健康で生きていられるだけでわたしはとても幸せです。人と比較しなければ落ち込むこともないし、まだ人生が続く限り楽しいことを追求していきたい。そう前向きに思えるようになったのは、自分のなかで大きな進歩だと思っています。

 今後の生活や仕事に不安がないわけではないので、そろそろ本腰を入れて次の職探しに真剣に向き合わなければなりません。密状態のハローワークに行くのもそろそろ終わりにしたいところです。コロナ解雇が長い人生のスパンで見ると、ひとつのライフイベントだったと笑い話に昇華できるよう、今をしっかり生きていきます。

(おわり)

P.S
人から同情される時は、思い切り誇張して自分が受けた仕打ちを話すとなぜか喜ばれます。基本的に人間は人の不幸が好きというのは本当なのですね・・・。


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