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日記:まいった だんだん近況がわからなくなってきた

 なんか高頻度で日記書いてます。おれは本来ここまで筆まめな人間ではないのですが、ここ一週間ほどでまあいろいろありすぎて混乱しているので近況を書いてちょっと頭の中を整理しようと思って書いています。どれくらい混乱しているのかというと平方根の暗算をしている最中に耳元で翔ゲイコピペを音読されているときくらい「え…!……えっ!?!?」とテンパっており自分でも何を考えているかわかっていません。
 べつに悪いことばかりが起きているわけでもないので不幸ではないのですが、ちょっとあれこれ起きすぎていて目まぐるしいです。

 例により長いので目次から飛んで読みたいトコだけ読んでください。


グランピングに行ってきた


 先週土日にグランピングに行ってきました。いや正確には首根っこ引っ掴まれて「アァ~~~」となってるタヌキみたいな表情で連れて行かれたのですが……

 おれは自分では暗くてモヤシ栽培場で生活しているような地底人なんだと自認しているのですが、周囲になぜかめちゃくちゃアクティブな人間が多いので「しょうがねえなぁ…」と誘いに乗っかるといつのまにかどこかへ連れて行かれていることが多いです。学生時代なんかはそれが極まっていて「ちょっとドライブいこうよ」と友人に言われるがままに車の中で行き先をサイコロで決めたら京都府は天橋立に連れて行かれたりしていました。拉致では????
 ご多分に漏れず肉親もそんな感じなので「家族旅行ってだんだん行けなくなるから…」と富士五湖の河口湖にあるグランピング施設へとドナドナされていきました。こうなってくるとたぶん一族の中でおれだけ突然変異でインドア人間になったのではないかという疑いが濃厚かと思います。

 しかし行ってみるとこれがまたグランピングというのは案外ラクで面白いものでした。
 キャンプとなると何から何まですべて自分でやれという話になるのですが、グランピングはほとんど「ホテルの一室が大自然の中にあるぜ!」みたいな設備環境なのでとくにそれほど辛さはありませんでした。宿泊プランなどにもよりますが、調理設備や暖房や入浴施設はひととおり全部あるので特に生活で困ることはないです。夜と翌日の朝のごはんの食材が配られるので、手引書にしたがって火を通したり煮て調理するだけ。ベーコンと目玉焼き自分で焼いて食べられるくらいの人なら文字通りの日常茶飯事です。

 おれ自身もインドア派とはいえ、さいきんミラーレス一眼を買ったばかりなので写真を撮る機会に恵まれるなど非常にタイミングが良く渡りに船でした。この記事でぽちぽち貼っ付けてる写真はおれが撮ってきたやつです。

 まあ問題は避暑地として有名な河口湖周辺に3月に行っておるのでクソ寒いということですかね。…なんかどこの写真撮っても雪積もってるんですけど!!


 当日は施設でイベントをやっており色々体験できて面白かったです。それぞれが借りるコテージとかキャンプサイトとかドームのほかに全宿泊客が滞在できるロビー?ラウンジ?みたいなところがあり、そこでちょっとしたキャンプ用品や薪を売ってたりワークショップをやっているので、大自然の中とはいっても意外と退屈することはなく「火をおこして眺めるくらいしかやることがない…!」というわけでもなかった。白根から出張してきたカフェの人が出店していたので、コーヒーを買って飲んだりして過ごしました。

 ただわかってはいましたがグランピングとかキャンプを好き好んでするような人間というのはだいたい明るいヤツしかいないです。なんか若くてかわいい姉ちゃんと今どきのゆるふわパーマの男のカップルとかが彷徨いており、ラウンジに行くとサイバーサイコシスを発症した後藤ひとりみたく発狂しそうだったので昼間のイベントはあまり触らないようにしていました。ひたすら写真を撮る………薪を燃やす………己と語らう……Nature…………。


今夜星を見に行こう

 そんなわけで昼間はラウンジの片隅で必死に自然に振る舞おうとしては挙動不審になる異常カメラマンをやっていたのですが、夜に星を見たり撮影するイベントがあってこれは最高に楽しめました。

 星に詳しいカメラマンの方が四人くらいインストラクターをされていて、星座の名前や見方を教えてくれたり「こんなふうに撮影するといいよ!」と親切に指導してくれました。
 おれが最近買って使っているオリンパスのE-M10というカメラはあんまりメジャーではないマイクロフォーサーズ機のうえ撮影条件を設定するコントロールパネルがバカ分かりづらいという苦難の星に生まれた機材なのですが、買ったばかりのおれを含め誰も使い方を知らんであろうE-M10にじっくりと粘り強く付き合ってインストラクターさんがレクチャーしてくださいました。その節は本当にありがとうございました。マジですみませんでした。

 おれが持っている三脚が百円均一のありえんほどボロい宇宙一頼りにできない間に合わせのものだったため、インストラクターさんが貸出で用意してくださった三脚に大いに助けられました。
 比較して初めてわかりましたけど三脚、これ大事ですね…。オンボロだとネジを締めて固定してもガタガタ上下に遊んでしまい、いつまでたってもベストの構図が決まらない。貸出してくれた良い三脚だとキュッと締めればその場でガシッと固まるので最高の角度ですぐ撮れる。そのうち安いのでもいいから有名メーカーの買おうかな……。


 いやぁ~おかげでいい星空がたくさん撮れた。

 カメラ興味ない人はこのへんは適当に読み飛ばしてもらえばいいのですが、撮影条件も教えてもらえたので本当に勉強になりました。
 この一枚の場合だとキットレンズのズームをめいっぱい広角にして焦点距離14mm(35mm換算で28mm)、ISO1600でシャッタースピード10秒、絞りF7.1で撮影しています。こういう必殺の撮影設定もインストラクターさんが教えてくれるのでおれは本当になんも知らない状態から撮れるようになりました。構図決めて露光計がゼロになるようにちょっと絞りいじってるだけです。

 それにしてもあれだけ設定でぐずっていたくせに撮ってみるとなかなかどうしてE-M10はいいカメラですね。10年前の古いカメラではありますが、高ISOのノイズ耐性がわりと強い。
 カメラには光をどれだけ取り込むかの指標としてISO感度というやつがありまして、こいつを上げてやれば上げてやるほど光をよく感知するので暗いところでの撮影がキレイにできます。フィルムカメラであればフィルム自身で感度が決まっていますね。ただISO感度を上げるにつれてノイズが乗っかったり白飛びしたりするのでやたら上げればいいというもんでもなく、この辺がなかなか頭を使います。暗いところで明るくハッキリ撮りたい、でもノイズが嫌だからISO上げたくない……。ジレンマです。
 しかしこのノイズの発生は技術の発展に従ってかなり抑えられるようになっており、おれが以前使っていたGF2だとISO800が実用ギリギリの感度でしたが、上の写真の通りE-M10だとISO1600でも結構拡大しないとノイズがわからないという程度で済んでいます。テクノロジーを感じる……!


 振り返ってみると鬼寒いということ以外はいい旅行体験だったなあと思います。
 カメラで撮る題材に困らないし、自分がこのカメラのどういうところをもっと理解したほうがいいかということを座学でなく実地で触って理解できたので収穫もありました。そしてこの歳になってもチャラい人間の集団が苦手で変わらない自分を実感しています。


パソコンを新調した


 しました。

 もともとドスパラで買ったRTX 2060というグラボを積んだゲーミングノートでぼちぼちゲームをやっておったのですが、HELLDIVERS 2を遊んでるとさすがにファンが全身全霊で唸りを上げるようになってきてあわや風の流法・神砂嵐かと思われるほど大旋風を巻き起こすので買い替えました。同じドスパラで今度はデスクトップのRM5C-R46Tを購入。
 ガレリアのエンブレムがあんまり好きじゃないので、ラジルギのタダヨちんステッカーをベシっと貼ってギーク度を上げました。

 地道にしていた貯金を全額吹っ飛ばすのはヤバいなと思いつつ、まあまあお安く収まる範囲で長く使えそうなちょうどいいところを探って構成を勘案し、コレにしました。標準構成からちょっといじくってCPUはインテル i5-14500でメモリはDDR4の16GB二枚積みで32GBにし、グラボは4060 Ti 8GBです。
 将来もっといいCPUに積み替えることを考えて、AMDのRyzen5最新世代を積んでおきAM5ソケットだけ確保しておくか…?とも考えたんですが、そうはいっても流石に価格に対してちょっと性能が微妙だったので見送り。本来i5-14400を積んでるモデルですが、ちょっと足すだけで14500に積み替えてくれるオプションがあったのでカスタム。

 べつにインテルの回し者ではないんですが、14500はさすがリリースされたばかりの最新14世代だけあってかなり性能がいい感じですね。14500はあんまり有名ではないながらもちょっとだけ上のグレードらしく、同じi5でも14400より地力がかなり高いみたい。
 4060 Tiとのパワーバランスを比べると14500のほうがちょっと上の位置にいるな、という感じなので、性能がキツくなったときにグラボだけ4070 SUPERとかその他安くて良いものに積み替えれば長期間戦えるな……という予想。メモリもDDR5に対応していて、そのうち値段が落ち着いてきたら積み替えるのも悪くないかも。(DDR4でも32GBも積んでるんだから困ることあるか?といったら無いけども…)

 静音性のほうはさすがにクソでけえファンを回しているのでちょっとラップトップには劣るものの、低い回転域で十分高性能を出せるのでトータルで見ると前より静かかもしれません。

 まあいろいろ考えて安くなるようにしたとはいっても結局20万くらいかかっちゃったのですが……買っちゃったから……買っちゃったからにはもう…ネ………。
 ややエントリー寄りの2060を積んでるラップトップでだいたい4年くらい満足できるゲーム環境を維持できていたので、4060 Tiともなれば5年はまず保つでしょう。多少厳しくなってきてもグラボだけ換えればいいし、丸ごと買うより全然安いなといった見通しです。



 あとどうでもいいけど付属してきたWi-Fiのアンテナがケツに刺さったら痛そうな鋭さしてました。


耳がおかしくなった

 なんか左耳が詰まったような感じするな……と思って耳鼻科に行ったら「急性低音障害型難聴」と言い渡されました。いまは耳が詰まった感じに加えてボォーー……という耳鳴りが少ししています。
 低い音が聞き取りづらくなる病気で、耳の中の内耳というところがうまくリンパ液を排出できてないとかなんとか。原因はストレスや寝不足なんじゃないかということでした。
 「ヴェ!?難聴!?!?」と一瞬テンパったものの、比較的軽症であること、わりとなる人が多い病気であること、だいたい2週間くらいで治るらしいと聞いてとりあえず一安心です。医者からは「楽しく過ごしてください」と言われましたが、職場環境に嫌な心当たりが山ほどあるので「難しいこと言うなこの人」と思いながら適当にウンウン頷いておきました。

 難聴になってみてわかったのですが、「世界の音量が落ちる」という感覚がありますね。「片耳が聞こえなくてももう片耳で聞けばええやん」と安易に考えていたのですが、わりとそうでもないらしい。
 ふだん我々は生活の中で聞いている音が10だとすると、左耳5:右耳5の割合で聞いていることになるんじゃないかと思うんですが、おれはいま左耳の聴力が落ちて3:5くらいで聞いているためトータル音量8の世界で生きていることになります。
 当たり前なんですけど、無事だからといっていきなり右耳が超頑張って7聴いてくれるわけではないみたいなんですね。減ったぶんの2の音量だけ聴きづらくなる、といった感じです。


 音楽やゲームを楽しみづらいのが残念ですが、まあ聞こえないわけではないので治るまではぼちぼちやっていきたいと思います。
 どうせどうあがいても糖尿病があるのであんまり病気に対して落ち込んでないというか、おれ自身べつに深刻には捉えてないですね。


 とりあえず目下のところ、ストレスを減らすために職場での聞きたくない話は左耳を向けて画太郎のババアで押し通してやろうと思います。



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