推し方

芸人界隈の顔ファン論争。
もうそろ落ち着いた頃なのではないでしょうか。わざわざ掘り返すつもりはありません。
顔ファンがどうなんて気持ちはファン側には分かりません。分からないし、ファンは平等にキモいです。
それは肝に銘じておきたい。

最近は配信でも色んなライブが見れるようになりました。
いい時代ですね。
私自身もバイトで見れない!でも気になる!みたいなものは配信を買ってみたりします。
芸人さん側も配信が売れるかどうか、というのも大事な指標になっているらしいですね。人気なものは配信期間が伸びます。

そんな中で、最近は「キモいクイズで相方を当てよう」と「衣装シャッフル寄席」が異様なまでに売れたみたいです。
芸人さんのラジオを聞いていると1000は超えていたとか。プラスで劇場の人数なので、それはそれは売れていることでしょう。

どんなライブだったかは調べてもらえば分かると思うので割愛しますが、どちらもファンの需要に寄せに寄せたライブだったと思います。

最近BL仕事が多い、結局こういうのが好きやねんな、と私の好きな芸人さんも仰っていました。
その通りだと思います。

人気になればなるほどそういうファンは増えるでしょう。
BL感だったりガチ恋だったり。
結局オタクはそういう人間です。気持ち悪いからオタクなのです。
善良なファンももちろんいます。純粋にお笑いが好きな人もたくさんいると思います。
ただ今の時代、"推し活"や"オタク"がステータスになってきています。
オタクしてる自分が好き、だったり自分を見てもらいに行くようなオタクも増えたように感じます。

その対象がアイドルならば良いと思います。だってアイドルだもん。
アイドルは中国語で「偶像」と書きます。そういうことです。

ですが、その勢いはアイドルだけにとどまらなくなってきました。
スポーツ選手やお笑い芸人、学校の先生にまでそういう推し方をする人が増えてきました。
やっぱりそれは本人たちからしたら良い気分ではないでしょう(自分で書きながら古傷が抉られています)。

実際苦言を呈する方は多い。
でも「嫌だ」とハッキリ言い切れていない。
それは本人たちもそういうオタクに支えられている、仕方がないと分かっているからだと私は勝手に思っていますが…それも傲慢かもしれません。

お笑いに関しては手売りとか出待ちとかDMとか、人にもよるけどアイドルよりも話せる機会が多い。チケット代も安い。
だからこそアイドルオタクがハマりやすいんだと思います。

もうこればっかりは難しい。
私もそういう推し方をしてしまっている自覚がある。
だからこそ、どうにかしたくてもどうにもできない気持ちも分かって辛い。
流石に表で「〇〇さんかっこいい♡」とか「〇〇さんと付き合いたい♡」みたいなのはしませんよ。本人に面と向かって伝えることも。流石にね?
それでもやっぱり無意識に推しばっかり目で追ってしまうし、かっこいいな…ビジュいいな…って思ってしまいます。
よくない。よくないのは分かってる…。

そして芸人さんもそういうのは分かっている(人が多い)のです。
だからこそ強く「やめてください」と言えない。

SNSが当たり前になってきた今、余計にそういう意見が目に付きます。
また、企業側もお金になると分かっているからこそそういうグッズを売ります。
そうするとオタクは余計に沸きます。沸くんです。オタクだから。

時代に合わせて演者も変わるべき、という意見もあります。分かります。
実際変わっていると思います。
それでもやっぱり、今の芸人さんが憧れてきた芸人はそんなことしなかったはず。
だから「嫌だな」「こんなんしたくなかったのにな」と思う気持ちは絶対にある。
それはもう仕方ない。
でも売れるためには順応しなきゃいけない。

面倒な時代になりましたね。
どうするべきなんでしょうか。

結論、オタクは半年ROMれ。
これに限る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?