見出し画像

米国インデックス・ファンド投資

本日は投資のお話をします。
仏の経済学者トマ・ピケティ著の『21世紀の資本』をご存じでしょうか?
本のキーワードは「r>g」という不等式です。
rは資本収益率、gは経済成長率です。
r資本収益率は、株や債券、不動産などで得られる収益の割合です。
g経済成長率は、働くことで得られるお金の増加率です。
1950年~2012年のrは5%、gは4%です。
2012年~2050年のrは4%、gは3%の予測です。
これは何を意味しているのかというと、
中長期的に、r資本収益率はg経済成長率を超えるということです。
よって、労働で稼いだお金を
株や債券、不動産へ投資することで、
中長期的に4~5%の利回りが見込めるということです。
これは経済理論であるため、
株価へ世界分散投資をすることで得られる利回りです。
世界分散投資をするにはどの株価を購入すれば良いのでしょうか?
それは、米国インデックスファンドの投資信託、
ETF(Exchange Traded Fund)への投資です。
ETFは、上場投資信託と呼びます。
ETFのメリットは、株式市場へ上場しているため、ネット証券などで取引が自由であることです。
また、販売会社が存在しないため、信託報酬が0.01%ほどと激安です。
具体的に世界分散投資の事例を紹介します。
・米国株式VTIバンガードトータルストックマーケットETF
・先進国株式VEAバンガードFTSE先進国(米国除く)市場ETF
・新興国株式VWOバンガードFTSEエマージングマーケットETF
この3つのETFを購入するだけで、株価の世界分散投資が出来ます。
購入手数料は、ネット証券であれば0~0.5%、高額購入であれば手数料上限があるため、安いコストで購入可能です。
最近はやりのロボアドバイザーも内約はETFへ分散投資してます。
本日は投資のお話として、
中長期的に4~5%の利回りが見込める世界分散投資のお話をさせていただきました。
債券、不動産へリスクヘッジせず、株のみで世界分散投資する場合、
リスクは高くなりますが、より高い利回り期待となります。