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苺の季節に

先日、妹に苺を送ろうと毎年行っているいちご園に向かった。

この季節の苺は、甘さも味も一番良い時期だと思う。
送品したあと、ジャム用のがあるかと聞いたら有り。
やった~。と1.5キロ買って来た。
大きい。

形や大きさが不揃いなのはジャム用に用意されている。
捥ぎたて新鮮で、大きいのは一粒50グラム近くあった。


ジャムを作る前に大きいのを1個づついただいた。ジューシーで甘くて
春をちょっぴり感じた。
瓶に3個出来た。

ついでに。

暮れにいただいたリンゴでジャムを作った。

思い出した「いちごの会」

苺ジャムを作っていたら、十数年前のことを思い出した。
まだ勤めをしていた頃、職場で仲良くなった方々と退職した方も含め8人で、年に一回集まりランチをした。
ランチだけではつまらないので、「いちご狩り」も一緒にと提案した。
名付けて「いちごの会」とネーミングした。

それから何年続いたろうか。
いちご狩りはほぼ同じ農園で、1年に一度会って近況を語った。
「私は50個食べたよ」とか「ランチにお腹空かせておかないと」などとおしゃべりしながらいちごをほおばった。
ランチの店を予約するのは、ワタシの仕事で、
長時間いても嫌な顔をされない店で、イタリアンや、ピザ、和食、ホテルでも・・・とそれは楽しく、時間が過ぎるのを忘れた。
その時々の、みんなのブームを聞き出せたりするのも面白かった。

一泊旅行を計画して、車2台に分乗して出かけたこともあった。
宿では、したたかに呑んで最後はカラオケで盛り上がった。
元気な「オバサン」たちだった。

そして今、皆老齢になった。
ご主人を亡くされた方、ご主人の介護をしておられる方、免許証を返納された方、いろいろな事情で会うことが少なくなった。
今現在、以前と変わらずお付き合いしている方は3人になった。
寂しい。

真っ赤に熟れたいちごを見ながら、ふと思い出した「オバサン」の頃。



ヘッダーのイラストは黒猫T郎(クロネコタロウ)さんのをお借りしました。
ありがとうございました。




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