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昇給しなかった君へ

これは、昇給しなかった自分に宛てたポエムである。
そう自分に言い聞かせている節もある。
もしかすると同じ境遇で思うところがある人もいるかもしれないが、
立場や環境の違いはあると思うので、そのへんはご勘弁ください。



昨今、物価の上昇・賃上げなどが騒がれている中、昇給しなかった君へ。
さぞかし納得がいかなかっただろう。

当日、給与フィードバックを受けた時には、あまりの衝撃に言葉を失った。

しかし、決まったことはしょうがない。
これには議論の余地がなく、どんなに喚いたところで覆りもしない。

ぜひ、いい機会だと思って前向きに捉えてみることにしよう。
もし、期待値どおりの給与フィードバックであったのなら、考えもしなかっただろうから。

まず、この衝撃の正体はなんだったのだろうか。
思うに、これは「仕事や成功への依存」であったり「世俗的な見返りへの執着」だったのだろうと思う。
これまで、それなりに働き、成果をあげて、手応えを感じながら、その感覚に浸っていたんだろう。
これだけやったのだから.. これができるようになったのだから.. と見返りをどこかで求めていたんだろう。

結局のところ、自分ができることが増えてくると、
求められるのは、「個人の成長」ではなく「事業の成長」となってくる。
極端かもしれないが、事業が伸びなければ、昇給もゼロだ。
もうそういう立場だよね、ということ。

見方を変え、給与の伸びが個人の成長の落ち込みだとするなら、これまでの方法では通用しなくなるということでもある。
この現実に目を背けてはいけない。
今よりがんばるでは、うまくいかないのだ。
変化を受け入れ、これまでの慣習ややり方をやめて、新しいスキルを身につけていかなければならない。

納得がいかないのであれば、上長や関係者と率直に対話をしてみてほしい。
自分でも面倒なことを言ってるんだろうなと思いつつも、話させてもらった。

私の場合、「納得感を得て、次へに繋げたい。」と話してみて、やってきたことの方向性はズレていないことが確認できたし、
では、どうしてその方向性で期待値を超えてこなかったのか、変えていくとすればどうするといいのかを話すことができた。
こうした建設的に議論ができることは非常に感謝している。

また、自分が事業が成長すると思っていやっていること、やらないとどうしようもない雑多なこと含めて、
それらはまわりから信頼されているからこそ、できていることに気づいた。
世俗的なものさしでは測れるものではない。


結果的には、今回のような形ではあったが、自分を労おうではないか。
よくやった。次は稼ごうな。

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