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子どもと触れ合う時間が無い

育休があけて2週間がたった。

朝7時に起きる。
観葉植物に水をやり、朝ご飯を食べ、うんこする。

子供にミルクをやり、げっぷを出させ、おむつを変え、今日は寝癖で髪が爆発してるねなどと声をかけながら、妻に子供を預ける。

テレワークなので自分の部屋に行き、朝8時にはパソコンの前に座り、メッセージをチェックする。

リビングで子供が泣いてるな、申し訳ないなと思いながらairpodsを装着し、朝のうちに集中力が必要な作業は終えてしまおうとする。

思い通りにいかない仕事の議論にやきもきして、気づいたらツイッターを見ている自分の仕事の集中力の無さに絶望する。

12時になると昼ご飯を食べてコンビニでおやつを買う。
妻は買い物ついでに子供と散歩に行ってくれる。いくつかのミーティングがあり、17時まで働けば定時だなと思いながら仕事を続ける。
気付いたらツイッターを見ている自分の仕事の集中力の無さに絶望する。

18時に晩ごはんを食べる。19時には子供をお風呂に入れ、20時には子供を寝かしつけるため部屋に移動させる。

21時からは大人の時間になるが、子供はもう居ない。

育休中と比べて、子供と触れあう時間はほとんどないことに気付く。
少しでも目を離すと泣く月齢なので、育休中は常に抱っこしてやっていたのがしんどかったけれど、今思えばそれも良い時間だった。

仕事をしている間に、1日はあっという間に過ぎる。
自分の時間は夜あるけれど、それは子供との時間ではない。
仕事が終われば、仕事のストレスは家庭に持ち込まず、「日中ワンオペさせてすまないね」と妻に声をかける必要もある。

これが60歳を超えるまでずっと続くんだろうか。
これが、子供を作ることを決めたとき自分が望んだ生活だったんだろうか。

オフィスに時間をかけて通っている人に比べれば、テレワークの私はかなり恵まれている。
子供もそれほど育てにくいタイプではない。
会社には感謝している。給料も、テレワークOKな働き方についても。

けれど、これが本当に理想の生活なんだろうかとふと思う。
子供はかわいいし、自分の人生に意味を与えてくれたと感じる。

子供ができるまでは
「何のためにお金を稼ぎ、何のために働いているのか」
とふと思うことがあった。

が、今は別の意味で同じことを思う。

ふと、東京暮らしをやめて田舎に引っ越した友人の顔が浮かぶ。
東京のオフィスへのアクセスを残すために、毎月引き落とされている高い家賃を眺める。
固定費を下げ、せわしい東京の生活をやめる人の理由がふと理解できたような気がする。

こどもを持った人誰もが持つ悩みだと思うけれど、日記としてここに残しておく。

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