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「混沌」【詩】

混沌を
だきしめていたら 太陽は
落ちてしまった もはやぼくは
何者でもない

可惜夜(あたらよ)は
いつまでも来ぬ
ぼくの瞼は
閉じたまま 宇宙をさまよう

何者でもないぼくを
訪ねてくる人はいない

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