我慢する時代は終わり!NOと言えるメリット。
日本では我慢強さが美しさだったり、辛いことを耐え抜くと言うようなことにおいての凛とした姿だったりをいわゆる美徳とされる文化が古くから根付いている。
それは、もともとの国民性もあるし、我慢しないと生き抜けなかった戦争時代を超えてきたと言うこととが相まってその価値観が強いものになったのではないだろうか。
【海外からみた日本人の印象】
日本は島国であり、その人口の大多数が同種の民族性を持ち、文化や個性も国団体で見ると似通っている。
過去、日本に住んだことのある外国人が感じた日本人や日本文化の特徴
・集団で行動する
・統一性(皆と同じを好む)
・目立つのを嫌がる
・相手への配慮から遠回しな言い方をすることが多い
・人に意見を合わせる
・あまり感情を表に出さない
・友人になるまで時間がかかる
・整列をして順番待ちをすることが苦にならない。
・マナーやルールを重んじる
・人によって外国人に対する特有の固定概念を持っている
・英語を使うのを恥ずかしがる
・挨拶はほとんど軽い会釈やお辞儀
・一般的に同僚同士での会話においてボディータッチはしない
・社交辞令が多い
・時間を守ることを礼儀と捉えている
・お土産を渡すことが多いが、全てをお返しする必要はないと考えている。
記事:奈良先端化学技術大学院大学/CISS(Center for International Students and Scholars)留学生•外国人研究支援センター引用
上記についての個人的見解はどの国においてもそうだが、良し悪しと言ったところだろうか。
【島国日本のメリットとデメリット】
・島国のメリット
・外国に侵略されにくい
・大きな陸軍を持たなくてもいい。
・資源や食料の輸入において船を使うことで品質が良く望みのものを買うことができる。トラックで運ぶよりフェリーの方が運転手などの人件費が少なくて済む。
・船は速度は遅いものの渋滞や信号待ちなどもなく24時間進み続けることができ貿易に有効。
・陸に比べ、海は封鎖されにくい。
などから島国であったことが今の経済発展を支えてきたと言われている。
・島国のデメリット
・競争意識が低く他人と違う事をしたがらない傾向にある。
・行動を起こす人が少ない。
・皆がしてるからと言う理由で、同じ行動を取ることに躊躇がない。
・過ちにおいても皆がして入ればそれが当たり前と認識して疑わず、気づかないで損をしたり、我慢する。
・赤信号みんなで渡れば怖くないと言う精神を持ちがち。
ただ現代は様々な交通手段も発達していて、海外の人が容易に行き来できる時代になった。
今までの島国根性だけでは難しい時代になってきたのではないだろうか。
【我慢をしないと生きられなかった時代は確かにあった】
日本が戦争中は戦争が長くなるにつれ、人々の生活はだんだん苦しくなり、食料や衣服、燃料など生活に欠かせないものも自由に手に入れることができなくなり、政府から切符を持って配給を受け取ると言う時代があった。
それでも人々は「欲しがりません勝つまでは」や「贅沢は敵だ」といったスローガンで自分だちを励ましながら、不自由な生活を耐えていた。
そういった精神が根強くずっと言い伝えられて現代の日本人の我慢強さにつながってきたのだと思う。
【今の若い人達はと言う言葉と変わりゆく現代】
お年を召した方がよく使う言葉
「今の若い人達は根性がない」「自分で見つけ出せない」「私達の時代は何もなかったところから知恵を絞って色々なものを生み出した」と言うことを実際に言われたこともあるし、よく耳にする言葉だ。
これはどういった若者を見た時に使う言葉でしょう。自分なりにまとめてみました。
今の若い人達は・・はどんな若者・
・仕事が長続きしない
・鬱になりやすい
・ゲーム依存や何かに依存している
・弱音を吐いている若者
・やりがいを見つけられない
などなど
など、マイナスな要素に対してこの言葉は使われやすいと感じました。
本当にそんな若者ばかりでしょうか?
時代が進むにつれ、ITがどんどん普及し、進化してきた現代。
ITを最大限活用して、様々な医療や人命救助、化学の発展に貢献している若者たちもたくさんいる。
昔のように、何もなかった時代とは真逆で、物で溢れた世界に産み落とされ、そこでどう生きるかを模索しながら生きる若者。
きっと昔の何もなかった時代に今と同じように物が溢れていたら、きっと昔の人も現代の若者と同じようになっていたのではないでしょうか?
現代は物が溢れているから簡単に物を与えてしまう。昔と同じような躾を試みても、自分と周りを比較して自分だけが窮屈だ、理解ある親に恵まれてないと感じることもあると思います。
皆が貧しければ耐えられた時代とは違う。
人は時代と環境に翻弄されながら生きているのだ。
【昭和信仰が現代人に与えるプレッシャー】
昭和の考え方を否定する物ではなく、昭和時代の考え方があって、これまでの日本を支えてきたと言うことは事実で、これを否定することはできない。
ただ、時代は変わってきた。
もう我慢一徹の時代では対応できなくなってきたのではないかと私は感じます。
我慢しか道がなかった時代とは違って、今は様々な選択が許されていい時代。
会社が自分に合わないなら、やめてもう少し自分にあった会社を探してみる。この会社のやり方は正しくないから、意見を言ってみようなど。
いじめられるから自分は学校にはいかず、自分で勉強をして、行かなくてもいい道で自分なりの生き方を見つけよう。
そんなふうに辞めると言うことが、前向きな行動でもあると捉えられる時代となれば、自殺をしたり、我慢して自分を追い詰めることも少なくなるのではないだろうか。
戦争時代は鬱や自殺者がいなかったと言う事実があったようだが、それはいつも死と隣り合わせである大変な時代だったとも言える。
確かに、今の人は甘いと言われれば、戦争時代と比較されたら甘いと言われるのかもしれないが、戦争ということ時自体が普通ではない状況にあって、戦争がない時代が当たり前でないといけない。
その普通でないっ時代を生き抜いた価値観で、現代の人に我慢を強いることが、鬱や自殺をうむ要因の一つにもなっているのではと私は思う。
【これからの日本人はもっと自由になっていい】
ひと昔前だと、会社の上司に飲みに誘われて飲みの場を断れなかったり、嫌いな相手にも我慢を強いられたり、友人の頼み事にNOと言えなかったり。墓守を代々しないといけないという約束事も然り。
そういったNOが言いづらい世の中でどれほど、自由を奪われたり、苦しんだり、自由に羽ばたけない若者がいただろう。
ここはあまりにも理不尽だと思う環境はすぐにでも距離をおく事を進める。
【NOと言えるメリット】
今までずっといってはいけないと思っていたnoを実行するとこんなメリットが生まれる
・気乗りしない約束をnoということで、自分の時間が増える。
・嫌な事を引き受けていたことで生まれていたストレスが生まれない。
・嫌な人にnoということで相手との距離ができ、いらない人間関係を減らせる。
・noが癖つくと、引き受けたりする事柄や、人付き合いにも価値が生まれる
・noと言うことで、抱える問題が減るので、心が健康でいられる。
などなど、人のストレスのほとんどが人間関係と言われている現代。
noと言うことはこれから必須課題なのではないでしょうか?
ちなみに私がnoと言う人間になって、得たものは
時間、何が大切かが見える、繋がっていくべき人の選択の白黒が明確、ストレスフリー、評価に惑わされない、自分自身が保てる、日々が生き生きと楽しいなどなどです。
基本過去の人間関係に引きづられたりすることは一切ないタイプの人間でもありますが、過去の人間関係にひきづられやすい人や、noと言えない人、トラブルを抱えがちな人とも絶対と言っていいほど関わりを持たない性質であります。
自分にプライドと誇りを持って生きていきたいものです。
ご静聴ありがとうございました。
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