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6月のおしごと

ものすごくありきたりかもしれないが、
6月の花 それはあじさい。

うちの実家の庭にはあじさいが咲いている。6月の雨の日、小学生のわたしたちきょうだいが家から出るのを見守ってくれたあじさい。

昨日あじさいを見かけた。7月の曇天の中、まあきれいな青だった。さめざめとした、THE・青。ひとつひとつ、場所も色も違うけれど、6月の花はあじさいだなあ…。

「6月のおしごと」のはずが、いつのまにか「あじさいきれいだね」のお話になってしまっている…。
というわけで、先月のおしごとです。統計とったわけじゃないけれど、年度の切り替わりがある4月より、運動会の準備が始まる5月より、学期末の7月より、6月が忙しく感じるのはなぜだろう…。自分の中では、1学期一番いそがしい時期だと思っております、はい。

先月のおしごとはこちらから。

東京は朝の7時。1時間で書き上げるぞ〜!
(なぜか、月報は、お出かけ先で書くことが多い。おそらく、時間があるー→出かけよう!→そうだ月報を書こう!という頭の流れなのだと思う)


運動会のお話

本校では、これまで毎年5月第4土曜日に運動会を設定していた。次の週だと地域の学校の行事とかぶってしまうためというのが主たる理由。
とはいえ、ここ数年、「競技を子どもたちが考える」という実践を続けているので、どうしても時間が足りない。カレンダーによってはGWあけ2週で運動会なんてことになりかねない。
ということで、今年は、(あちらの学校の行事とぶつかりませんように…)と願いながら(祈りながら)6月1日とした。(なお、祈りはかなわなかった。でも、これ来年はあちらにも相談してなんとかなればいいなと思っている)

日曜日に運動会をやる手もあるのかもしれないけれど、
「流れ」というものが世の中にはある。
つまり、「金曜日まで準備をする」→「土曜日に実施する!」がモチベーションを保ちやすいし、携わる人達(の多く)のためになるのではないかという仮説のもと日程は決定する。

ここ難しいところで、どうしても「誰もが」とならないし、そしてこのために都合つけてくださっている人がいると思うと、毎回、頭が下がる。学校行事をやるときに、そこは忘れないように、といつも考える。

だいぶ脱線したけれども、6月1日に針を戻す。
前日は準備終了後から雨模様。とはいえ、「天気.jp(いつもお世話になっております)」が晴れと言っているのだから大丈夫だろう、さしあたっては朝の水取りの準備だけはしておこうと思いながら帰る。

当日は雨も上がり、水たまりを処理すれば、観覧席も広めに取れそうということで、スコップをもちザクザクと穴をほったり、水を流路まで流したり。みんないろいろ技を考え出していておもしろかった。

当日のかかりというものがあまりないから、子どもたちの競技とそれに楽しそうに参加する方々をながめたり、観戦しているおうちの方と話したり、会のあいだは有意義に時間が使えたな〜と思う。

各グループでもそれぞれの準備があって(体育館割当が少ないから教室で練習したり、チケットを作ったり、いろんな工夫があった)、そのひとつひとつに気合がこもっていた。競争というよりは、共創の運動会だったんだろうなと改めて思う。(←こういう言葉遊びあまり得意じゃないけどたまには…)

そのパフォーマンスを上げるための場づくり・環境づくりをどう考えたらいいのだろうというのはまだまだ悩むところ。考えるところはいっぱいあるけれども、少しずつほぐしていければなぁと思う。

映画「関心領域」に思うこと

これはね、賛否あるけれども、わたしは「賛」のほうに手をあげたい。

運動会の振休で静岡にふらりと行き、近くでやっているからと見た関心領域。
アウシュヴィッツの所長、アドルフヘスの家庭、壁一枚で隔てられた場所でどんなことが起こっていたのだろうという、そんなことが描かれたお話。

ほんとに日常の何気ない風景を切り取っているから、ひまなの。最初の15分、うっかり寝てしまうくらいには…そして、それで何も困らないくらいには…。

この映画にないのは、戦争描写。兵士が走り回って塹壕に隠れるなんてシーンは一つもない。でも、私達はそれを「知っている」。知っているから想像してしまう。そして、恐怖の輪郭が見えてくる、そういうタイプの映画。

余談になるけれど、最近そういう「人間が一番怖いよね」的な映画多くない?誰も悪くないけれどすれちがいで…みたいなやつ。

もとに戻って、「描かないことによって描く」っていう手法は、これまでいろいろなところでとられてきたと思うけれども、映画でっていうのは(あんまりちゃんと映画見ない人だったからかもしれないけれど)初めてだったから、終始「自分は今どうなってるんだろう?」と思いながら見ていた。

そういういみでは、登場人物たちに感情移入できない作品でもある。壁の向こう側から聞こえてくる銃声や爆発音が気になって…というのもあるけれども、「この人たち、ほんとに何を考えているんだろう?」と思うことが多かった。人間のエゴとか、そういうのを描きたかったのかなぁ…。

原作、けっこう分厚いから、どういう切り取り方されたのか気になるところ。

付け加えると予告編で出ていた「お隣さんはヒトラー?」も見てみたいなと思った。

ちなみに、デデデデとぼざろの映画、まだ見れていない。6月め…。

ハローワークに初めて行ったお話。

仕事をやめて次を探すとかではなく、
8月から始まる、ワークショップデザイナー関係の手続きで初めてハローワークというところに行った。

行く前はハローワークという場所のイメージがなくて、「どんなところなんだろ?」「怖くないかな…」「忙しいだ!帰れ!とか言われないかな…」と変な心配をした。(←初めてのところにいくときは大体こんな妄想をしている…。)

実際に行ってみると、受付の方はとても優しく親切で、窓口の方も丁寧に対応してくださった。さすがプロっていう感じだった。

でも、出たときにはけっこう疲れていた。なんでだろう?と考えると思い当たるのは、そこにあった圧迫感。
三方の壁がひとまとまりのカウンターになっていて、来訪者たちは、その中央で待つ。で、自分の番が来たら呼ばれて、窓口の方とお話をするという感じ。

けっこう圧迫されるんだよね…それなりに狭いということもあるのだろうけれど。勝手に重苦しい空気を感じただけかもしれないけれど。あと待っている間に耳に入ってくるのはなんとも重い話。あれって個室とかに…なったらなったで逆に圧迫感あるか…うーむ。どうあればいいんだろうね、ハロワ。

淡路島で中野民夫さんに出会う。

6月半ばに中野民夫さんのワークショップに参加するため、淡路島に出かけた。よくしていただいている青木将幸(マーキー)さん主催のワークショップ。

「歌と対話のワークショップ」と名付けられたこの集まり。終わってみると、ほんとに「歌」と「対話」がそこにはあって、そこから元気をもらったというかぽかぽか温まったワークショップだった。

実は、まだ感想とか後日談とかがうまくまとまってなくて、言葉にできていない状態…。こちらの感想はまた後日…。

仙石PACEで日本人学校に行った先生方の話しを伺う。

今月の仙石PACEは、日本人学校に行かれた先生方のお話をきいてみようの会。意外とそんな機会って身近にないから、とても新鮮。

お話をうかがう中で思ったのは、そこに住まう日本人の「日本と同じ教育を子どもたちに受けてもらいたい」という願いから生まれている日本人学校だからこそ、先生方がその願いを受け取って、場をつくっていく。そこには、その場所でしかできないことももちろんある。そういうあれやこれやを混ぜ合わせてコーディネートしていくって大変だけど、大事だということ。

仙石PACEのというか、庵原さんの「身近にいるすごい人」をあつめる力に脱帽でした。

公立小学校でのワークショップ

ある公立小学校さんから「探究のワークショップをやってください!」とお願いされたので、出かける。
「学校に」直接呼んでいただけるのは初めてなので、どんな感じなんだろう?自分に何ができるんだろう?とドキドキしながら準備。

テーマをひとつ、場において、そこから発想をとばしたり、膨らませたりして、考える焦点「問い」をつくる、そこへのアプローチから学んだことを共有する、その共有は学んだコンテンツだけでなく、プロセスも含まれる。

↑こんな感じです。

その場ににあわせてプロセスを一緒につくっていくのがわたしのしごと。準備はするけれども、いちばん大事なのはその場で起きていることと、今日のねらいとのすり合わせ。

これは子どもも大人も変わらないな〜と思う。とはいえ、一期一会だから伝えたいことは伝えていかねば、なので、そこの調整が難しいなあと思う。

とはいえ、体験があるから学べることってたしかにあって、先生方にはそれを受け取ってもらえたかなとも思う。

「6月の忙しさ」という亡霊はなんだったのだろうか?

そして、改めて思う6月の忙しさはどこにあったのだろうと。
→もしかして週末休んでいなかった?
たしかにつめこみすぎだったなと反省…。「移動による疲れは方法ではなく距離」というのは、先輩からのありがたい教え、ちょっとやりすぎだったなぁ…。

あとは、「6月になれば運動会も終わって時間ができるからそのときにやろーっと!」という呪文(別名「先送り」)を使いすぎてしまったというのもある。

たしかに、6月はイレギュラーがあまり多くない月とはいえ、そこでできることには限りがある。見通しが甘かった、ほんとに甘かったとつくづく思う。

7月に入って一週間。「夏休みなれば時間ができるからそのときにやろーっと!」という呪文を唱えないようにがんばりたい。

おまけ1〜仕事と関係ない?から書かなかったよしなしごとあれこれ

  • 読書&短歌という最近の2大大事にしていることは相変わらずつづいている。

  • 今月、エンタメにぜんぜん近づいていなかった。

  • やくらいガーデン行ったんだけれど、あそこすごいね。

  • そのままウォーターパークにも行ったんだけれど、すいているのに、とってもいいところだった。

  • 電話機能が必要になるのは電話を無くしたとき。

  • やっと「ベクトル」の楽しさがわかってきた。

おまけ2〜6月に読んだ本から、あれこれ

今月お仕事のインプットが多かった気がする…。なので、これといって書けるのはない気がする。あったら別に書く。

ほんとにダメダメな6月だったけれども、いろんな人に助けてもらって、なんとか乗り越えることができた。みなさんに感謝な6月でした。

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