見出し画像

【舞台感想】アサルトリリィ新章第二弾

舞台アサルトリリィ・百合ヶ丘新章第二弾が千秋楽を迎えました!
本作に参加されたキャストの皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした!!

今回も原作の尾花沢軒栄先生並びに主催のピウス様ほか、関係各所の皆様のご厚意で初日公演を拝見いたしました! ありがとうございます!

舞台 アサルトリリィ (assaultlily-stage.jp)

舞台アサルトリリィ・新章

■作品紹介
舞台「アサルトリリィ・新章」
サングリーズル編『花々はなばなの黄昏たそがれ』/
大島近海ネスト調査隊編『玲瓏れいろうたる深潭しんたん』

■前回のあらすじ
大島近海に根を張るS級ネストの周りに突如現れた4つのネスト。全てA級に成長すればリリィですら近づくことが難しい危険区域「デスゾーン」が成立してしまう。この危機に瀕し、百合ケ丘女学院のLGサングリーズルが緊急出撃、ネストの討伐にあたり、ガーデン横断風紀委員「ジャスティファイ」は、各ガーデンから選抜されたリリィによる「大島近海ネスト群調査隊」を派遣、この異常現象とGEHENAとの関わりを調査することとなった。
しかし、サングリーズルを謎の9人が襲う。彼女達はGEHENAによる不当な強化実験により狂化した元リリィで「最果ての花々」と呼ばれていた。花々の1人のマギを感じた貞花は、そのマギが初等部時代に戦死した仲間、山口千尋のものだと話す。どうにか花々を助けたいと言うサングリーズルに、調査隊も協力することに。
そんな中、冬佳が花々に囚われ狂化してしまう。貞花のマギに触れ自我を取り戻しつつある千尋は、貞花や自分の居場所を取られたと冬佳を恨んだのだった。
一方、調査隊は異常現象の大元と思しきヒュージが閉じ込められている場所を発見、そこには超級ギガント級人型ヒュージ「ジャガーノート」がいた。
なんとか花々から冬佳を取り戻したサングリーズルと、ジャガーノートを討伐した調査隊だが、デスゾーン成立の危機は刻々と迫る。
果たして2隊はこの危機を打破できるのか、そして、最果ての花々を救うことは出来るのか…!!

引用元:舞台アサルトリリィ・新章 公式HP

■圧巻の総勢39名のキャスト

やはりなんといっても、圧巻なのは総勢39名のキャストが舞台を所狭しと動き回っているところでしょうか。

アサルトリリィの舞台は人数が多いのが醍醐味ではあるとはいえ(しかも、他の舞台では主演級の役者さんばかり!)、年々舞台を重ねるごとに人数が増えていきます。

かといって、メインのキャラクター+アンサンブルというわけではなく、39人全員がきちんと設定や名前をもったキャラクターであり、舞台を何度も見ていれば、不思議とキャラクターを覚えてしまいます。

今回はやはりメインとなるのは、花々でしょうか。

第一弾では心を持たぬリリィとして、主人公・近藤貞花たちの前に現れましたが、今回は最後にこの花々たちに焦点が当てられます。

アサルトリリィはまさに全員が主役とうたわれるように、ひとりひとりのリリィたちに緻密な背景や人間関係が積み重ねられており、それがまた物語に厚みを持たせて、ファンの方々から熱い支持を受けている理由になもなっています。

■進化する舞台とプロジェクションマッピング

アサルトリリィの舞台の面白さの一つとしては、やはりプロジェクションマッピングでしょう。

一柳隊の最初の舞台であるLeague of Gardenでは、ヒュージの姿は見えず、観客は想像するしかありませんでしたが、近年ではヒュージの姿ばかりか、レアスキルのエフェクト、CHARMなど年々プロジェクションマッピングが豪華になっています。

まるでアトラクションのように、映像としても楽しい舞台となっています。

■アールヴヘイムの主将・天野天葉(役・津田美波さん)降臨!

やはり本作の一番のサプライズは、アールヴヘイムの主将・天野天葉役として津田美波さんが出演されたことでしょう。

津田美波さんといえば、元々アニメ版『アサルトリリィBouquet』やゲーム『アサルトリリィLastBullet』でも天野天葉役として出演されていましたが、本作の舞台でも天野天葉役として出演されました。

まさに百合ヶ丘女学院外征旗艦アールヴヘイムの主将・天野天葉が舞台に現れた姿は圧巻の一言でした。

もちろんこれまでもアサルトリリィのテレビアニメやゲームで、メインとなっている一柳隊の声優さんが舞台に出たり、今回の舞台でも、ヘルヴォルの相澤一葉役をラスバレと同じ声優さんの藤井彩加さんが演じたり、逆に舞台の役者さんがゲームの方でも同じキャラクターを演じることはありました。

その一体感がまたアサルトリリィの舞台の魅力でもあります。

■個人的に嬉しかった『御台場迎撃戦』!!

これは完全に個人的な意見となりますが、今回の舞台では『アサルトリリィヴンダー激闘!御台場迎撃戦』でも登場した「のぞみ橋の死闘」が一部登場しました。

アサルトリリィヴンダー 激闘!御台場迎撃戦

そこで秋月大河が執筆した近藤貞花の台詞がそのまま舞台でも使用されていました。これはもうただただ感無量の一言です。

今まではどちらかというと、小説は後発だったために、舞台やアニメの台詞などを引用する形で執筆しておりました。

だから、舞台やアニメやラスバレの台詞をお借りしてストーリーをつくるという感覚だったのに対して、サングリーズルの一部のメンバーや御台場迎撃戦は、舞台に先駆けて執筆されたものでした。

だから、今回は自分が(おこがましい言い方ですが)オリジナルで執筆した台詞をそのまま舞台に登場したことがなによりも嬉しかったのです。

事前に何も聞いていなかったので、完全にサプライズでした。

小説の方は何度も何度も書き直して、校正でも何度も何度も読み返した台詞だったため、舞台の近藤貞花(大森莉緒さん)と頭の中の近藤貞花が同時にしゃべるという不思議な体験をしました。

舞台のお仕事に関わったことはありませんが、ゲームやASMRとはまた全然違う感動に打ち震えました。

■まとめ

舞台の感想を述べていると、それだけで1万字を超えてしまいそうなので、ここまでにいたしますが、アサルトリリィの舞台は本当に規模が留まることなく年々大きくなっています。

舞台は一柳隊の最初の舞台League of GardenをYouTubeの配信で見た後、The Fateful Giftを自腹で見に行き、その後アサルトリリィのお仕事に参加するようになってからはゲネプロにご招待いただいたり、自腹で配信や現地で観劇したりしました。

舞台アサルトリリィ League of Garden 

2020年1月の舞台から今まで何作品を見たのだろうと思ったら、暫定16公演くらい見ておりました。この16公演にはリリプロやリリコレ、LIVESHOWも含まれます。

今でこそアニメ化した作品が舞台化されることは多いとはありますが、その中でもアサルトリリィほどのシリーズ化された舞台は少ないのではないでしょうか。

しかも、単に原作アニメを舞台で再現するのではなく、ひとつのシリーズとしてメインの物語ともなっています。

だから、常に新鮮な面白さがあります。
(もちろんアニメを再現した舞台も、それはそれで舞台ならではの魅力がつまってとても面白いです)

私自身、アサルトリリィに参加して早5年目となり、今でもアサルトリリィにちょこちょこ関わらせていただいております。

舞台だけではなく、各イベントやポップアップショップなど、今までのオタク人生では知らなかった景色をたくさん見せてもらいましたし、特別な体験もたくさんさせてもらい、ただただ感謝の一言です。

今後もアサルトリリィの舞台やシリーズには末永く続いてほしいと思いますし、まだまだ舞台や作品として登場していないガーデンや戦い、リリィたちもたくさんいますので、そちらにもスポットが当たるといいなと思っています。

長文となりましたが、最後までご覧いただきましてありがとうございました。

■宣伝1 書籍『アサルトリリィヴンダー 激闘!御台場迎撃戦』発売!!

電撃ホビーウェブにて連載しておりました『アサルトリリィヴンダー 激闘!御台場迎撃戦』が10月26日発売されました。よろしくお願いいたします。

■宣伝2 『アサルトリリィグローリー 電撃新潟奪還戦小説完全版』も好評発売中

1月27日に発売しました『アサルトリリィグローリー 電撃新潟奪還戦小説完全版』も好評発売中です!!
ぜひぜひこちらもよろしくお願いいたします。






この記事が参加している募集

#舞台感想

5,903件

よろしければサポートをお願いします。 サポート費は書籍代や資料代に使わせていただいて、より有意義な内容の記事やシナリオを書けるように努めてまいります。