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頭からカレーうどん

みんなお待たせ〜!
それ、現実?って聞きたくなるような山本怒涛の人生エピソードの時間だよ〜!

他人の不幸が美味しすぎる人、他人の不幸を軸にしないと己の幸せを測れない自己肯定感の低いみんな、ここだよ〜!!!!集まれ〜!!!!

わしはカレーが好き、大好き。
高校生の時なんか弁当食べた30分後にカレー食べたいって言うのが口癖になってたレベルにカレーが好き。
そして、うどんも相当好き。

今以上に偏食で好き嫌いの多かった18〜20歳の頃、
気分じゃなかったら平気でお母さんが作ってくれたご飯を残したり、好きな時に好きなのだけ食べたり、あげく自分の部屋に大量のお菓子をストックし、それで生活してたりしてたんだけど、

あまりにもまともにご飯を食べないわしを見兼ねた母がわしが好んで食べる冷凍食品を定期的にストックしてくれてた。
気が向いた時に長くても5分くらい待てば好きな物が食べれる冷凍食品は無気力をMAXに極めてたあの頃の自分にはちょうどよかった。

そーゆーわけで、我が家の冷凍庫を開けると高頻度でレンチンで食べれるカレーうどんがストックされてた。

食生活に合わせて生活リズムも荒んでたので、
今でこそ朝起きて夜寝る生活が当たり前にできるけど、当時は基本的に夜は眠れなくて当たり前だった。
なのでいつもだいたい昼の12時とかに起きてたんだけど、父親の機嫌が悪いとそこから2時間くらい説教がはじまる。

「お前は、なぜ、朝起きられないのか。」
(寝ぼけた頭に飛んでくる拳👊🏻)

いや、起きてますけど。
と突っ込みたくなるレベルで起きるのが遅いってだけで相当ボコられた。

寝顔に顔面キック食らったこともある。

今思うとそれでも早起きできなかった、わしもわしだけどな🤔

でも当時はあまりにも夜寝れず朝起きれない自分の体に関して本気で悩んでたし、最終的に自分がダメな人間だから、当たり前に夜寝て朝起きることも出来ないんだと思い、相当自分を見下して責めてたけど、

実家出てきて、諸々ストレスが減って自分の好きな生活できるようになったら、普通に夜寝て朝起きれるようになった。

灯台下暗しとでも言うのだろうか。
あれだけ必死にわしの生活リズムを整えようとしていた父親の存在がストレスすぎて、実家ではずっと鬱を拗らせてたので、人間らしい真っ当な生活ができなかったのだ!爆笑!

まぁそんな感じの18〜20歳を過ごしてたわけですが、その日も当然のように夜は自己嫌悪に陥り、日が登り始めると同時に精神疲労がマックスになり、なんとか眠りにつき、、、

とは言え、怒られるのは嫌だったのでかろうじて10時くらいには起きたんですよ。
その頃の山本にとって午前中の起床というのは奇跡のようなものだったので、
今日はさすがに怒られないだろうと余裕をもってリビングに向かった。

リビングに父親の姿がなかったことに安心したわしは、ちょうどお腹空いたしと、母が気を利かせてストックしてくれた冷凍のカレーうどんを電子レンジで熱々に温めて、
とりあえず今日は午前中に起きれて、ご飯も食べてるので、この調子だぞ!と言い聞かせながら、カレーうどんを啜り出した。

しかしなぜか、温め時間にも余裕を持たせすぎたのか、その日のカレーうどんはいつもより熱かった。
熱すぎて中々箸が進まず、ふーふーしながら3口くらい進めた頃に父親がリビングにやってきた。

何も言われませんように!!!!
と背中に緊張感を感じながら、早く食べ終わらなきゃと焦り出したわしは、舌を火傷する勢いでカレーうどんを口にかっこみ出した。

父親はそんなわしをスルーしてトイレに行ったので、なんだトイレかぁ〜と安心しそうになったその時、ブツブツとなんか聞こえる、トイレから、不機嫌な文句が、、、。

最初の方は聞こえないフリをした。
だって今日午前中に起きれたし、ご飯も食べてるし、誰にも迷惑かけてないし、ちゃんと授業もいくしよくない?と思ってたから。

でも、何かが、よくなかったらしい。
トイレから出てきた父親は、いきなりわしに向かって怒鳴りつけてきた。

「お前なんでこんな時間に悠々と飯食いよーとや!」みたいな事を言われた記憶がある。

動機が謎すぎて、完全にパニックになったわしは、
どうしたらこれ以上、父親の怒りを大きくせずに済ませれるか、どんぶりの中にまだ半分以上残ったカレーうどんを見つめながら、ぼんやりと考えてた。

その間もずっと、なぜこの時間にここでカレーうどんを食ってるのかと怒鳴りつけてくる父親、

いや、、、その、、、今さっき起きてお腹空いてたから食べただけで、、、理由という理由もないし、
むしろ朝ごはん食べなかったら食べなかったで怒るじゃん、今日起きてご飯食べてるから、よくね?
もう、どうしたらいいん、わしは、、、。
寝ても起きても食べても食べんでも怒られるし、、、

と何も言い返せない頭の中で必死に考えてたら、
いきなり、ずっと見つめてた熱々のカレーうどんが目の前から消えた。
そしてその瞬間、わしの左耳あたりがじんわりと熱くなり、それと同時に頭皮に広がるカレーの匂い。

よくわからないタイミングで沸点を迎えた父親が、
食べかけのカレーうどんを頭からぶっかけてきた🤷🏻‍♀️

インド人もびっくりだよ。

この辺記憶が曖昧なので、何がどうなって頭からカレーうどんになったのか詳細は覚えてない。

カレーまみれになったわしを見て母親が心配しだした辺りで父親は知らんがなって感じで去っていった。

まじで意味わからない場面に遭遇すると、思考がついてくるのがかなり遅くなるので、わしはしばらく笑ってた記憶がうっすらある。

やばーい!お母さん!私今頭からカレー被ってる!!これ食べるの楽しみやったのにー!!みたいなテンションになってた。

そんなわしをあまりにも母親が大丈夫?熱くない?と心配してくるので、え?やばい感じ?と思って鏡見たら、左耳から左頬にかけて普通に火傷してた。

その辺からやっと思考がついてきたわしは、火傷特有のジリジリとした痛さを感じはじめ、
とは言え別に熱湯じゃないから大丈夫やろうとたかを括ってたけど、ついてたカレーを拭き取っていったら皮膚がただれるくらいの火傷になってたので、
慌てて病院に行った記憶がある。

そこからしばらく、火傷した箇所はまともに洗えないのでカレー臭いまま左耳と頬をガーゼに包まれた状態で学校行ってた。

事の重大さがよくわかってなかったので学校でも、
「なんか朝の10時くらいに起きてカレーうどん食べてたら父親にキレられて熱々のカレーうどんぶっかけられたwwww」みたいなテンションでいたから、
あんまり友達できなかった。

皮膚がただれて剥がれていってるのわかってたから
痕が残ったら嫌だな〜と思って、最初の頃は火傷した箇所中々見れなかったんだよね。

まぁ、なんとか、傷跡は残らなかったからよかったけど🙆🏻‍♀️

父親は病院に行く時や、治るまでガーゼをつけてるわしを終日大袈裟と嘲笑って見てたけどね。
だから父親が仕事中脚立から落ちた時、わしは見舞いに行けなかったんだよ!って感じ。

こんな修羅を笑うしかない状態で生き延びてきてしまったので、みんなが悩む小さい事とかその辺の事が全部どうでもいい人間になってしまったよ😌

しかし、これを書くために諸々思い出そうとする行動はやや負荷がかかるものなんやな。
普通に喉がつっかえるような気持ち悪さに襲われている🙄

どうしようもない過去は乗り越えるんじゃなくて、向き合えるようになるのが大事なのかも〜と書きながら思った。

どんなに時間が経っても、笑い話にできても、その時傷ついた自分は変わらないし、無理に立ち向かっても後から余計に苦しくなるだけやしな🙏🏻

って、なんか重い感じで終わるの嫌すぎる〜!!

まぁわし、今日も可愛かったからいっか〜!!

みんな読んでくれてありがとう〜!らぶ〜!!

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