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【自己紹介】田舎の飲食起業のリアルを綴ります

有限会社フォレスト代表の谷田川です。群馬県館林市にある【城町食堂】を経営しています。

この店は、「普段使いの最高峰」というコンセプトのもと、田舎からこの業界を盛り上げ、持続可能な産業として維持していくことを目標に掲げています。多様な業態で働いてきましたが、結局私が好きなのは日常に寄り添うタイプの食事の場だということが分かりました。100坪もの広い敷地面積ながら、DIYで全面的に自社でプロデュースした店舗は、開業から1年経ちとても愛着のあるお店に。ネオ大衆食堂として、地元のお客さんを中心に老若男女問わず賑わっており、毎日感謝が尽きません。

また、現在2店舗目として「水辺に佇むワッフル専門店」の開業検討中です(業態はまだ発案段階にすぎませんが)。こちらも今までにない新しいタイプの飲食店になる予定ですので、どうぞお楽しみに。その他、弊社では内装デザイン、ロゴ作成、イベント企画も承っております。

私自身は大学卒業後、国内外で主に飲食業に従事し、2018年に館林に帰郷するまでの約5年間働き詰めの日々を過ごしました。始発から終電までびっしり仕事を入れつつ、休みの日は食べ歩くか単発のバイトを入れて色々な現場を回り続ける日々。まぁよくある話ですね。周りの専門学校出身者たちに比べ、私は23歳にして初めて料理の世界に足を踏み入れたので、出遅れ感から常に焦りを抱いて仕事していたことを覚えています。

そうして気付けば現場に立った飲食店の数は60店舗を超え、もともとの専門分野であるフレンチだけでなく、中華やカフェ、焼き鳥など幅広い業態の知見を得ることができました。詳細は省きますが、店の個性や雰囲気が本当に様々だということを肌で感じることができ、武者修行のような時間が今では大きな財産になっています。その経験のせいか、楽しさのあまりつい手を広げすぎてしまうという弊害も発生しておりますが。。

また、この地元では飲食で起業しつつ、まちづくりにも首を突っ込んでいます。実は城町食堂の立地が市役所の敷地内ということもあり、地域の活性化にとって重要な拠点なんですね。官民連携が叫ばれる昨今、行政とのコミュニケーションがとりやすい位置に事業所があることは、まちの企画をスムーズに実行していくうえで非常に有益です。常に協力関係が築け、仲間もどんどん増えていきます。毎日のように新しい人と出会うので顔と名前を覚えるだけでも大変です。。まだまだ決定事項ではありませんが、2021年度からの市内でのグリーンツーリズム事業の企画を練っています。(このあたりの話も追って記事にします)

以上、簡単な紹介ですが、noteではこれまでに培ってきた飲食業の経験(調理・接客の両面、店舗設計、商品開発など)を記事にし、同じ道を走る方々のお役に立てたらと考えています。また、起業の流れや実務の「実際のところ」、業態の考え方など、自分で経験しているからこそできるリアリティのある話をしていきますので、微力かもしれませんがぜひご自身の仕事のアイディアの1つとして活かしてくだされば幸いです。

世の中はコロナにより混乱がもたらされていますが、この仕事をしているからこそ貢献できることを1つずつ実行していくしかありません。ここまで社会に育ててもらったことに対しての、恩返しのチャンスでもあります。飲食店のない暮らしなんてつまらない。業界全体で輝くため、ちっぽけな存在ですががんばります。応援よろしくお願いします。

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