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帯に短し襷に長し

最近、必要にかられて語学の勉強をし始めた。息子がスマホを持ち始めた冬頃からDuolingoという語学学習のアプリで、毎日短いエクササイズを繰り返していて、僕もやり始めてみた。しばらく続いたけれど、年度末の忙しさを理由(言い訳)にサボっていたら、スマホの画面に現れるアプリのアイコンがみるみるシワクチャナ顔のキャラクターになってしまった。そんなアプリが画面に並んでいるのも気分が悪いので、そこから2週間ほど毎日10分ほどの時間を捻出し続けて、いまはアプリの顔も正常になったと同時に軽く習慣化してきた気がする。英語だけではない他の言語もあるので、結構オススメです。ちなみに僕は英語ではなくオランダ語をやってます。英語のような綴りもあるけれど、発音がドイツ語とフランス語のあいのこのような面白い言語である。(ちなみにアフィリエイトでもなんでもありません)

もう一つ英語の発音を学習するELSA Speakというアプリもやっている。AIと英会話するアプリなのだが、発音の微妙なミスもしっかり指摘してくれて、シビアな指導ではあるけれど、英語のリエゾン(リンキング)や知らなかったコロケーションも勉強できてなかなかためになっている。発音のネイティブ度が毎回示されるのだが、帰国子女ゆえに意地になってネイティブ度が高くなるまでやり直しており、それが功を奏している気がする。

語学に限らず、基礎スキルはとても重要だと改めて実感している。これはいま流行の「リスキリング」ってやつなのかもしれない。この学習のなかで、ある一つのフレーズに出会い、感銘を受け、感動すら覚えた。

Your skills are the gifts you offer the world.
あなたの能力はあなたが世界に提供する贈り物です。

ELSA Speak エクササイズの一部

このフレーズに出会うまでは、スキル向上は自己研鑽の一つだと思っていたけれど、そうではなく世の中に対して自分が提供する「贈り物」であると言うのだ。スキルアップをここまで利他的に考えたことは今までなくて、また一つ視野が拡がった。ただ振り返ってみれば、自分のためのスキルアップよりは他者からの要請がきっかけで勉強を始めたもので、結果自分のためになっていることも少なくない。その中で、つまみ食い的なスキルで中途半端になってしまっていて、実際には使いでのないものも少なくない。これを機に、世界に提供する「贈り物」として価値のあるスキルアップにしっかり腰を据えて取り組もうと思う。(まずは語学の再学習から)

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