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仏教は心さわやかに生きる宗教(唯識に学ぶ002)

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仏教は心の宗教である。心さわやかに生きる宗教である。

「仏教の心と禅(太田久紀著)第一章より」

法句経「諸法は心に導かれ、心に統べられ、心に作らる。」ということばではじまっている。

「仏教の心と禅(太田久紀著)第一章より」

仏教は、心さわやかに生きる宗教である。という表現が素敵な表現ですね。

捉われない生き方といいかえることもできるでしょうか。今、やるべきことを淡々と果たしていく。

想像すると、カッコイイなぁと思いますが、実践となるとなかなかうまくいかないものです。捉われを無くそうと思えば思うほど、さらに捉われてしまいます。

捉われるのは仕方がないこと。だから、捉われないようにするのではなく、捉われても後にひかないことが大切です。

といっても、感情が邪魔をしますから、すんなりと切り替えられないものですね。そもそも捉われていることに気が付かないと、解決できないというのもあります。

心さわやかに生きようと思うと、自分自身のことを良く知らなくてはなりません。そして、自分自身を知るということをいろんな角度からアプローチしているのが、仏教なんだと思います。

仏教において心という字の占める位置は重要である。
それは、この人生の喜怒哀楽を心をおいて外に受け止めるものはないし、その心が、この現実に自分の人生をしっかりと内側から捉える唯一のはたらきだからである。

「仏教の心と禅(太田久紀著)第一章より」

人生の主体は自分にある。自分の人生に責任と誇りを持って、やるべきことを淡々と果たしていく。結果に対して執着しない。それが、さわやかな生き方なんじゃないかなと思ったり。


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