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〈森ネコ家ネコ〉ストーブ独占する哲学ネコ

寝室は、あまりストーブをつけたりしない。
年末に買った、電磁波の影響が少ないという、
電気毛布にくるまり、
ネコたんぽ1号を抱いて眠るのが、
最近の自分の流行りだ。

しかし今夜は、なんだか寒い。

普段は、あまり関心のないお天気のサイトを見て、
明日、明後日は、寒波だと知る。

マイナス数度だったら大丈夫、
と鷹をくくっていたら、
今、住んでいる家自体が寒いと気づいた。

石造りじゃないから、
石焼きビビンバみたいに
ゆっくり暖かくなるとかじゃないんだ。。

今更ながら、木造の良さと弱点に触れる。

フランスの家を管理してくれている、
近所のミュージシャンにメールした。
寒いよー!いつも通りに。。との答えだった。

東京にいる今、我慢できず。。と言っても、
なぜ我慢しているのかは、分からないけれど、
とうとうストーブをつけた。

そして少し早めに横になった。

しかし、布団にフニャフニャ入ってくる、
いつものネコたんぽ、1号が来ない。

ベッド下を見ると、ストーブ前を独占して
オブジェ化した1号、セバスチャン。

考えてみたら、30分以上、同じ体制だ。

こうしてみると、まるで哲学者みたいだ。
ストーブと何を語っているのかね?

そんなことは、どうでもいいか。。
ストーブに負けてるのだよ。。私は。

よし、それなら、ネコたんぽ作戦だ。

それはカンタン、ストーブを消せばいい。

ポチリとボタンを押してストーブを消す。

ニヤリ。。
これでよし。。と。

しかしまだ、ストーブの前に座っている。

じっとしているのは、なぜなのだ?

あの。。ストーブ消したんですが。。

私は、ストーブに完敗したのでしょうか。。?

多分そういうことだ。
多分。。じゃない。はっきりと。

まあ、いいだろう。。明日は早い。

おい!ストーブ、
今夜は、1号を貸しとくから。

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