ご飯作りは段取り力
こんにちは。最近、ご飯を作るようになりました。やっぱり誰かが食べてくれると、「作ろう!」と思いますね。
最近は学生時代にお世話になった人の言葉を思い出します。
「料理は段取り力」
わたしは昔、教育系のNPO団体でインターン生として働かせてもらってました。そこでは、子どもたちと一緒に寝食を共にします。食事は材料の野菜や米など自分たちで育てて食べます。当たり前のようにご飯が食べられる時代だからこそ、食育の意味は大きいと感じました。
わたしもスタッフの一員として参画していたのですが、今まで料理などしたことなかったから、初めは子どもたちに逆に教えてもらうほどでした。
毎食だいたい20人分作るので、かなりの量です。それを料理をまったくしたことのない若造があくせく頑張っても上手くできません。そこで、練習のためなるべく自ら食事当番に入るようにしました。何度か失敗はしましたが、だんだんと上達していくのは楽しかったですね。
けっこう頑張って料理を作っていたのもあり、ある日ベテランのスタッフが言われました。「料理は段取り力、上達すると仕事でも生きてくるよ。社会に出たときにきっと役立つはず。」
この考えは当時は新鮮でした。料理で段取り力がつくと、それが仕事でも生きてくるという発想はありませんでしたからね。
その後、社会人になりサラリーマンとして働きましたが、確かに段取り力というのは大切だなと感じました。そして、確かに料理の段取り力が生きていたと思います。
具体的に段取り力について考えてみます。例えば、卵焼きを作るとしましょう。
考えるべきは何人分つくるのか?、そのためには幾つの卵が必要か?、専用のフライパンは用意できているか?、先にフライパンを温めて置くべきか?などなど
実は卵焼きをつくるだけでも色々と考えていることはあるのです。
仕事でも、顧客に営業にかけるとき、顧客はどんなタイプか、こんな質問がきたらどう返すのか、そのための資料は用意してあるか。
事前に予想できることに対してスムームズに進むように準備する。これが段取り力だと言えると思います。段取り力があると仕事では人からの信頼を得る武器になり、料理では時短や美味しいご飯になるのです。
最近、久々に料理をするようになってから、段取り力を改めて大切だと感じています。
要領が悪かったり、段取り不足でミスが多かったりする方は是非料理してみてください。誰かに喜んで食べてもらえることは自己肯定感が高まるし、段取り力もあがりますよ!
ちなみにわたしがインターンで学ばせてもらった団体は以下です。
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