朝日新聞が報道した「平和よみがえる南京」の写真特集。⑩(日本軍による虐殺などなかった証明)を紹介します。
南京は微笑む=城内点描
写真特集その三
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題して「南京は微笑む〈城内点描〉」とある。
十二月二十五日の新聞掲 載ゆえ、撮影は二十三日であろう。やはり、占領 十日目ごろの写真である。
寫眞説明
① 玩具の戰車で子供達と遊ぶ兵隊さん (南京中山路にて)
② 戰火収まれば壊れた馬車も子供達の楽しい遊 び場だ(南京住宅街にて) ③ 皇軍衛生班の活躍に結ばれて行く日支親善 (難民避難民區にて)。
【林特派員撮影】
この写真集には「兵隊さんは子供と遊ぶ/南京 の街に見る日支明朗譜」と題するレポートが付記 されている。まずこれから紹介しよう。
兵隊さんは子供と遊ぶ
〈ヘヴェルダン要塞戦もかくやと思はせた あの 南京城攻略戦後のわれらの兵隊さんは、兵火の餘 燼(よじん)がのこつてゐるのに、すっかり子供に還って、 抗日の都南京が忽ちに明朗譜を奏でてゐる。
けふこの頃は鐵砲(てっぽう)も宿舎に置いて丸腰の見物 である。
街の一隅では早くも商賣上手な支那人 が、行軍又行軍で破れた兵隊さんの靴を見つけ て手真似足さしで靴を直させてくれといふ。
い ままでの南京には見られぬ親愛風景である。
兵 隊さんが靴直し賃をやらうとすると、 「大人錢不要」(タートンチェンブヤオ)と、安心した微笑だ。
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我等の兵隊さんは平和を楽しむ。
南京総攻撃で慌てふためいて逃げたおもちゃ屋が、道路に捨てて行った子供の玩具を拾って來て、 支那の子供達と遊ぶ。
兵隊さんだけに戦車と か装甲自動車を選んでゐるのも面白い。
支那人 の子供の無心に遊ぶさまを眺めて、兵隊さんは、 國に待つわがいとし子を偲んでゐるのだ。
新聞記者どの、今夜手紙をたのみます。
と、思ひ出したやうに國への便りを願ふので ある。
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いい氣持ちだよ三ヶ月振りだと、小春日和のやうな陽を受けて、商賣道具を道路に持出した 支那人の散髪屋にかかって舟をこいでゐる。
支那人の誰もが日の丸の腕章をつけて笑顔を ふりまいてゐるのも愉快である。
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大平路方面の貧民達が、空になつた住宅街の堂々たる大邸宅に入り込んで、一世一代の豪華な生活をひけらかしてゐるのも支那風景だ。
行軍の難民救済に米やミルク、タバコも支給する仁慈(じんじ)に有頂天になって、家賃の五百圓もす るやうな大邸宅から、ボロで包まれた難民が五、 六十人一組になつて、 ぞろぞろ蟻のやうに出て来 る光景を、讀者よ! 想像して下さい〉
まことに平和が甦った和やかな占領下の南京風景である。しかも童心にたちかえっ た兵隊たちの微笑ましい姿が目に浮ぶようである。
④平和の光を湛へて支那人教會の庭から洩れる讃美歌(南京寧海路にて)
この教会は、例の米人、ジョン・G・マギー牧 師の教会である。 昨年(平成五年)七月、日本の 新聞は全国一斉に、「マギー牧師の幻のフィルム 発掘」と題して、大々的に報道した。
いかにも、 “南京大虐殺” の動かぬ証拠写真が発掘されたよ うな騒ぎであったが、 その写真の殆どは、戦火で 負傷した患者を写したものばかりであった。
しかもマギー牧師は、東京裁判で検事側証人と して二日間、日本軍の暴虐行為 を何百件も告発し た。
しかし、最後に弁護側の反対尋問にあい、マギー牧師がその目で目撃した事件は、殺害一件、 強姦一件の計二件であった。しかも、その殺害は、 誰何(すいか)されて逃げ出した敗残兵であったというのである。
写真で見る通り、殆どが若い女性である。東京 裁判はその判決文で、「日本兵は女と見れば強姦 し・・・・・・その数二万件におよぶ」と言い、本多ルポ の『中国の旅』は「日本兵に見つかった婦女子は 片端から強姦を受けた」と言う。
いったい何を証拠でこのような大デタラメを言 うのであろうか。
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朝日新聞が報道した『平和甦る南京』の写真特集
著者:田中正明 ( p、19~22 )
※ 深田先生から本の紹介の了解を得ています。
※ 次回も写真を載せます。