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あぁ、すばらしき雑談

私だから書けること。


最近家で仕事なので、おのずとオンラインでの打ち合わせがたくさん。そしてそれ以外は家族と話すくらいしか人と話すタイミングがないです。
そこで改めて気づいたことがひとつ

わたしはオフィスに90%雑談しに行っていた!

もちろん、お客さんとの打ち合わせとか、謎の押印とか、それこそ商談のプレゼンとかフォーマルな場面もたくさんありました。オフィスにいくと誰かにすぐつかまるのが常だったので、ほんとにデザイン作業したいときとかはあえて、「家で作業します。探さないでください。」みたいなことを宣言して黙々と作業することもしばしば。
そして、オフィスといっても、自分のオフィスより仕事相手のオフィスにいる方が多かったくらいで、あまり場所にこだわりがもともとかなったのですが。
今こうして場所が「家」一か所に集約された結果が・・・

出会いがない。偶然がない。そして雑談がない!!!

オフィス行けば当然ですが、「おはようございます」からはじまってそのあとだいたいしばらく寒いとか暑いとか、昨日なに食べたとかもうどうでもいいことを散々はなして、で、昨日のまとめのことだけれど、と本題に入るみたいなのが普通でした。そのあとも、思いつけば独り言のように、これ知ってる?とかあれって何?とか隣の人と話したり、廊下で知り合いにすれ違えば、元気~?って感じでまた話す。打ち合わせでもずっと話すので、ほとんど1日の90%は声を出していたんじゃないかと思うほど。
この場を借りて、うるさいと思っていた関係者の方にはごめんなさいとお伝えしつつ、あの雑談がどれだけ私の想像力の支えになってくれていたかと思うとほんとに素晴らしいもので、感謝の気持ちでいっぱいです。

雑談って字のごとく、雑なんですよね。何の前触れもなくいきなり雑に話すので。文脈とかないことも多い。でも雑だから良いのです。何も構造化されていないから、ふとなにかと結びついたり、新しい発見があったり、なので、「なにそれ、すごい!」「ほんとに!!」「わぁ!!」みたいな感想がたくさんでてきて、それはそれは私の感性を揺さぶってくるのです。
そんな貴重な雑談の機会が、今はオンラインでカメラつけた瞬間のキャッキャッする時間と、おもむろにチャットするという2つの手段に置き換わっています。今、この2つに付き合ってくれる方に感謝です。オフィスで雑談とまではいかないですが、意外と色々話せます。そして安心して、本題に入れます。

雑談は、唐突な会話によって起こるセレンディピティと、この「安心」が最大の価値かもしれないですね。
ともかく雑談は素晴らしいです。
雑談の中身は、雑すぎて覚えてないのですが、素晴らしさだけはお伝えしたく。
あぁ、素晴らしき雑談!

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