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持ち物リストが難しい件

持ち物リストに悶絶しています。

日本でも入園・入学時に必要なものをそろえたり、名前をつけるのは面倒な作業ですが、以前住んでいたエクアドルの学校でもこちらの学校でも、学校から始業直前または始まってからリストが出されて、個人ですべてをそろえなくちゃいけません。

新年度が始まるこの時期、文房具屋・本屋は、リスト片手にうろつく親子でいっぱい、レジは長蛇の列です。

持ち物リストといえば・・

日本に帰国した直後、学級だよりの持ち物欄に
「たいそうぎ、なんちゃら、かんちゃら、しゃぼんだま(改行)
ノート、うわばき、たいいくかんシューズ・・」

と書かれていたので、休み時間にでもやるのかなと思って、シャボン玉のセットを二女に持たせたところ、「これは持ってきちゃいけないって。しゃぼん玉ノートっていう白いノートがあるんだって」と悲し気にシャボン玉セットを持って帰ってきたことがあったっけ。
そうだよね、シャボン玉やらないよね。

自分の国ですらそんな間違いが起こるわけで、地球の裏から来た外国人となったわたしにとって、リストのコンプリートは出川のはじめてのおつかいウォークラリー並みの難しさです。

まず、どこで手に入るかわからない。

でっかい文房具屋さんがどこかわからない。
イトーヨーカ堂的リーズナブルに揃っている店も知らない。
本がすでに売り切れている。

その上、週末は、個人店は土曜日が午前半日営業、日曜日はやらないところが多く時間も限られているのです。

リストの内容ですが、例えば、
アートの道具で
「人口毛の丸筆00番、6番、12番と豚の毛の16番と平筆18番」
は、はっきりしているので面倒だけど楽勝。

「メールで送ったテキストを印刷してリングを通して表紙をつけてくる」←エクアドルでもそうだったので面倒だけどわかる。

「ファイルにそれぞれの色で表紙をつけてくる」←どんなファイル?何色?でもとりあえず持ってってみる。

「75mlのラメ水糊基本色」←何色?いくつ?でも適当。

「コンプリート筆箱」←完全の定義って。鉛筆5本削っておくとか?と思いきやお道具箱並みの大きさのペンケースをみんな持ってきていた。たしかにコンプリート筆箱。

「物理的政治的地図5枚」←・・・。

「中国のペンとインク」←うっかり習字の筆だと思ったらなんか違うらしい。

店員さんもお客さんも親切なので、これどういう意味?って聞けばほとんど必ず一緒に探してくれるのだけど、それでもわからないなあってものがあります。

ママたちのメッセージグループでも上の子のおさがりない?とかどこであれがあったとかの情報が飛び交っています。

そんなわけで、わたしも遠慮なく「これ意味が分からないよー😢」とママグループに投げて教えてもらいます。すると電話くれたりメッセージくれたりとすぐに返事が。

今回いちばん悩んだのが、「el neneのcanson紙A4かN5(紙のサイズ)リング通された本3ブロック」。
店員さんがお手上げで、ママたちからの返事も違う。

el neneもcansonもメーカーだから、どっちやねんだし、メーカーなんかどこでもいいって言われるし、最終的には、A4の画用紙を3セット買って、ばらけないように印刷屋さんでリングを通してもらう、という理解をしたのだけど、どうだろう?

英語・スペイン語は専用教科書ではなく普通の本を使うし、科学・数学は紙のテキストはなくて、音楽も教科書はなくてそれぞれにあった楽器の楽譜が先生から指定されて自分で印刷。アートも教科書はないから、最初にグッズを持って行ってしまえば、普段のカバンにはノート代わりのファイルくらい。

しばらくは日々これでいいのだろうかとハラハラですが、わたしは小学生のとき「氷砂糖」と書かれていて「砂糖水を凍らせたもの(でももちろん溶けて砂糖水)」を持って行ったことがあるので、そのくらいのおっちょこちょいはいいだろう、と思っています。

昨晩夫も、「パパグループの連絡が激しい」って言ってるので、何の連絡をしてるのかと聞いたら
「平日の夜父親だけ集まってアサード(バーベキュー)やるのの持ち物、ワインとビールと食器とか。あとはアルゼンチンジョーク」
って言ってて「そりゃ大変だね(棒)」と答えました。


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あきうみ
好きなことを書いて好きな写真をあげているだけですが、サポートしてくれたら張り切っちゃいます。