SDGs(エス・ディー・ジーズ)×空き家問題。
最近よく目や耳にする言葉 SDGs(エス・ディー・ジーズ) 。
厳密にいうと2015年ころから出てきた言葉ということですが、最近特に空き家問題とも関係する部分で目に留まるようになりました。
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
調布市では、空き家の発生抑制、予防観点の施策として「空き家をまちの資源に変える」をコンセプトに様々な産学官金連携プロジェクトを展開しています。
SDGs9プロジェクト 調布市空き家×LINE×ソーシャルデータバンク
空き家の予備軍(将来空き家になる可能性が高いと想定される関係者)の関心喚起と住民意識の啓発が目的
SDGs11プロジェクト 調布市空き家×晃華学園
市内学校と連携し、未来のまちづくりの主役である若者と、我が家を空き家にしないために「スマイのミライ」について一緒に考えていくことが目的
SDGs17プロジェクト 調布市空き家×ちょうふこどもネット
NPO法人ちょうふこどもネットと連携し、「快適でより便利なまちをつくるために」及び「多世代がいつまでも快適に暮らせる、くつろぎとふれあいに満ちたまち」を実現するため、空き家に関する対策を効果的かつ効率的に推進し、空き家の予防策や応急対策、また利活用策を促進することが目的
調布市のこれらの事業は、LINEをうまく使うなど、いままでのお役所的でないところもありますが、どこの自治体でも実施できることだと思います。
世界的な流れがこういった方向に進む以上、我々の思考や行動パターンもこちらに寄せていくことが大事ですね。
民間レベルでいえば、つくる責任、つかう責任と向き合うことが、これまでの新築住宅推進から、空き家を含めた中古住宅のリフォームを推進すること、そのための適正な管理、メンテナンス事業が重要になるという事です。
人口減少と空き家問題がすすむ日本では、すでにあるストック住宅をうまく活用しながら未来へじょうずに引き継いでいくことが大切です。
すべての行動をいきなり変えることは難しいですが、今できること、これからできること、ひとつずつ変えていくことが未来を変えることになるのです。