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実家と少しの現金を相続する場合が一番揉めるらしいです。

空き家管理の相談や依頼は相続のタイミングと前後することも多いです。

お年寄りの施設への入所や長期の入院などをきっかけに実家の管理を依頼され、そこから親御さんが亡くなり、喪があけるまでや〇回忌などの法事が終わるまで、空き家になった実家の管理を継続するケースが多いです。

という事もあり、相続と空き家管理は密接な関係があるのですが、先日ネットの記事で「都道府県「遺産相続事件率」ランキング」というものを見つけ、興味深く読ませていただきました。

まず目を引いたのが、都道府県「遺産相続事件率」ランキング…1~10位の中に、僕の住んでいる香川県をふくめ四国が3県も入っていること。
とくに第1位が徳島県、2位が愛媛県、4位が香川県とかなり上位にきているところでした。

一般的に、相続でもめるなんてことは田舎に住んでいるとあまり身近に感じていなくて、何ならテレビの中や、都会の大金持ちの話だと思っていたのでびっくりしました。
そしてこのランキング、「空き家率のランキング」に近いところにも興味がわきました。

そこで相続トラブルについて少し調べてみると、平成28年の司法統計のうち「家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割事件のうち認容・調停成立件数」によると、遺産額が1000万円以下の事件件数割合は33%、さらに5000万円以下になると75%となっており、遺産額が少なくても相続人の間で揉めることが多いことがわかりました。

また、遺産額が1000万円以下であり、遺産が不動産だけである場合の事件の割合は45%、さらに1000万円超5000万円以下のときは22%となっており、不動産だけの遺産相続においては、遺産額が少ないほうがより争いが起きる傾向だということもわかり、まさに地方都市こそこういったケースに当てはまるのだと、このランキングの理由になっとくしました。

首都圏のような地価が高いところだと、解体して駐車場などのニーズも多いですが、地方の田舎といわれるところだと、解体したところで固定資産税が高くなるうえ、買い手が見つかるまで空き地の草の管理などもしないといけないとなると意見がなかなかまとまらないんでしょうね。

団塊の世代の高齢化が一気にすすむ今は「親の住まいを子が考える時代」といわれます。
まだ親が元気なうちに、実家の将来をどうするか親子で話し合うことをおすすめします。

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