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通電火災って知ってますか?台風被害の一つなんです。

今年は台風の当たり年なのか、毎週のように週末台風が上陸・接近しています。
そのたび、臨時巡回を行い皆さんのお家の状況をお知らせしていますが、はなれて暮らしている皆さんにとっては、実家の近くを通過する台風をかなり心配されていることを実感しています。
ただ、今週末は久しぶりに穏やかな天候で、さわやかな秋の気配を感じています。

地震や台風などの災害時に、火災が起こることが多くありますが、そのうちの約半数が「通電火災」と呼ばれるものです。
通電火災とは・・・地震、台風等の自然災害の影響により、停電から電気が復旧することによって発生する火災のことをいいます。

古い住宅では、漏電による火災がほとんどだと思われてきましたが、雨漏りなどを原因とした通電火災も含まれていたものと思います。

最近では台風や豪雨などの風水害による停電からの復旧によって通電火災が発生したことがニュースとなり、関心が集まっています。

これまでは、地震によって散乱した室内で電気ストーブや照明器具に停電復旧から通電し、近くの可燃物に着火するケースが多くみられていましたが、最近では電化がすすんだこともあり、とくに台風、豪雨などの風水害発生により浸水などした場合の
・電化製品の基板等の損傷により、再通電時にショートが生じ発火する。
・コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキング現象が生じ発火する。

※トラッキング現象とはコンセントに差し込んだプラグの差し刃間に付着した綿埃等が湿気を帯びて微小なスパークを繰り返し、やがて差し刃間に電気回路が形成され出火する現象をいいます

こういったケースが多くなってきました。

我々の空き家管理の現場でも、大きく伸びた木の枝が電線などを傷めたりしていないか確認したり、使わない電化製品はコンセントを抜いておく、埃が溜まらないように風通しとともに掃き掃除を実施する、とくに古いお家は普段ブレーカーを落としておくなどの対策で通電火災の防止を行っています。

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