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静岡商業高校にてパネルディスカッション!「働く静岡人」に学ぶ

こんにちは。空き家買取専科 子育て広報の三輪です。
先日、静岡商業高校にて「働く静岡人」に学ぶと題し、パネルディスカッション形式で、高校1,2年生500名弱に向けてお話しする機会をいただきました。


県立静岡商業高校特別授業「働く静岡人」に学ぶ

この企画について

高校生たちが将来の職業選択に向けて多様な視点を得られるように企画され、地元出身で様々な場所・業種で働く人の生の声を聞き、進学・就職を問わず今後のキャリアや人生についての視野を広げ、思考を深める機会「自分の将来について考えてみる1時間」とすることを目的として開催されました。

私も登壇させていただき、学生時代にキャリアをどのように考えていたかや、実生活での経験を基に「働く」とはどういうことか、たいへんさとやりがいなどについてなどを語らせていただきました。

授業の開始はモデレーターの三倉さん

進行は、株式会社MiraiResortの取締役副社長であり、三和新静株式会社のGMである三倉信人さんが担当。

「ゲームしま〜す!」と講演とは思えない一言からはじまり、一気に場の空気が柔らかくなりました。「ある1つの言葉から、数多くの人が連想するであろう漢字一文字を考えましょう!全員で一致させるのが目的です」と「スイカゲーム」をお題に連想する漢字1文字を自分自身で考え、その後、周りの人との意見とのすり合わせをするアイスブレイクのゲームで、生徒たちも一気に授業に入り込んできました。

進行は三倉信人さん

パネラーの紹介

今回のパネルディスカッションには、私の他に2名の静岡出身で活躍するプロフェッショナルが登壇しました。

まず、都内でITコンサル会社を起業している、株式会社エッグシステムの代表取締役である高橋翼さん。ITコンサルタントの仕事を家づくりでいうと設計の仕事に例えてわかりやすく話したり、社長職とはどんな仕事をするのかなどについて語りました。

そして、インド現地のVC兼アクセラレーターとして知られるGSFから独立をし、現在はインド現地のVCや日系投資機関の支援をする中で、インドのスタートアップへの投資業務に従事している山本勝則さんは、国際的なビジネスの視点から、グローバルなキャリア構築などについて話しました。

会社を起業したり、海外での活躍をしている生の声に、生徒たちは目をキラキラさせて聞いたり、メモをとっていました。一緒に登壇している私もとてもワクワクして聞かせていただきました。

私も学生たちにお話しをすることで、自分自身のキャリアや働く意義について振り返る機会となりました。
高校生のころは、ただただ夢みた職業に就けるように、進路や受験勉強をがんばっていた気持ちを思い出しました。今振り返ると、もっと将来設計をしっかり考えておけばよかったなと思うところもありますが、夢に向かって頑張った学生時代があったからこそ、今があるなと思いますね。

私の今の仕事への道のりは、憧れの仕事の裏で超ブラックな職場での勤務や、子供が保育園に入れなかったため退職し、子育てをしながら個人事業主として活動、その後知人の紹介で現在の会社に入社したという、決して一直線ではないものでした。

広報という仕事について

現職の広報という仕事は、会社と社会との間で橋渡しをする役割を担い、多岐にわたるスキルが求められます。新聞やテレビの取材対応だけでなく、イベント企画、SNSやウェブサイトの管理、プレゼン資料の作成、文章の作成、認知拡大のための活動など、多面的な業務をこなしています。

広報という仕事は華やかに見えるかもしれませんが、実際には非常に泥臭い作業が多いことも事実です。常に臨機応変な対応が求められ、客観的に会社を評価する視点を持つ必要があります。これらの挑戦は大変ではありますが、それによって得られるやりがいもまた大きいのです。

私にとって「働く」とは、新しい自分に出会える、ワクワクする機会を意味します。困難はあるものの、仕事を通じて自分の才能を伸ばし、新たな人脈を築き、そして経済的な報酬も得られることは、大きな喜びです。この経験を学生たちに伝えることで、今後のキャリアや未来に対する考え方について、新たな視野に繋がればと思います。

登壇してみて

話をする際は、高校生時代に戻ったような気持ちで、学生たちの未来に少しでも光を当てられるよう心がけました。学生たちの真剣な眼差しの中、私たちは自身の経験を共有し、彼らが自分自身の道を見つけ切り開くためのヒントを提供しようと努めました。この授業を通じて、学生たちだけでなく私たちにとっても、新たな学びと気づきの場となりました。

学生たちにとって、これは単なる職業紹介を超えたもので、実際の経験から学べる、現実的な知識を得ることができる貴重な授業になっていたら嬉しいです。特に、多様なキャリアを持つ登壇者たちからの話は、学生自身が将来に何を望み、どのような道を選ぶべきかを考えるひとつのきっかけになり、生徒たちの将来の可能性を広げ、より具体的な目標設定を行う手助けになれば嬉しいですね。

生徒さんからの質問タイム

授業の中で、特に印象的だったのは生徒たちからの質問タイムでした。
一人の生徒が立ち上がり、高橋さんに「僕は将来社長になりたいです。社長になるために一番大切なことはなんですか?」との質問でした。この質問は、単に野心を示すものではなく、将来に対する真剣な思いと行動への意欲を表しているようでした。
この質問に対して、高橋さんは、「いい質問!」と答え、「社長になるためには、誰よりも一生懸命目の前のことに取り組むこと」「成果を出している社長は謙虚で誰よりも仕事をしている」と語りました。この質問をした生徒が、将来本当に起業をする時が楽しみですね。

生徒からの感想

終了後、静岡商業高校の生徒たちから多くのフィードバックと感想が寄せられました。満足度が95.2%という結果をいただきました。500名近い生徒からのコメントも読ませていただきました。一部をご紹介させていただきます。

・様々な職業やキャリアパスについて新しい視点を得ることができました。
・実際に社会で活躍している人々から直接話を聞くことで、職業選択の幅が広がり、自分の将来について具体的なイメージを持つことができた。
・仕事を通じて社会にどのような影響を与えられるか、また個人としてどのように成長できるかという話に特に関心を持った。
・司会者や講師の話術に感銘を受けた。コミュニケーションスキルの重要性を感じた。

など、多くの生徒が、異なる分野で活躍するプロフェッショナルたちからの話を聞くことができ、将来のキャリアについて考える大きな刺激になったと感じたようです。生徒たちの間には、将来に対する不安や疑問もありましたが、この授業が彼らにとって有意義な学びの場となり、自信を持って次の一歩を踏み出す励みになったことを感じることができました。

私への質問もいくつかいただき、真剣にお答えさせていただきました。

静岡商業高校での授業は、生徒たちにとって、そして私たち登壇者にとっても、非常に意義深い時間となりました。様々な分野で活躍するプロフェッショナルたちの話を通じて、「働く」ということの多様な側面が生徒たちに伝えられたと思います。

この授業は、生徒たちに将来の目標に向かってどのように進むべきか、そしてそれを実現するためにはどのようなスキルや姿勢が必要かという点を考える良い機会となったのではないでしょうか。そして、彼らが将来について考え、自分の夢を追い続けるためのモチベーションを高める助けとなれば嬉しいです。そして、いつの日か、彼らが自分たちの経験を次世代に伝える立場になったとき、今日の学びが役立つ日が来ることを期待しています。

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