サクラ咲く季節に、さくら散りゆく ①
今年の1月に、14年間連れ添った愛猫が天国へと旅立ちました。
しばらくはショックで立ち直れませんでしたが、ようやく生活も落ち着いてきたので、愛猫との思い出を書いていこうと思います。
愛猫の名前は「うめ」
この名前にもちゃんとした理由があります。
この子がどうして家にきたのか。
その話をする前に、まず最初に出会った猫とのお話をさせて頂きます。
遡る事18年前、今の奥さんと結婚して、仕事も決まり、引っ越しをする事に。
発展途上の都内にある集合住宅………周りは開発されてくのに、昭和感漂う団地での生活がスタート(笑)
とある日、2人で散歩していると、お腹の大きい猫と出会います。
人懐っこいし、お腹も大きいから子供がいるのかもね……なんて言いながらじゃれていると、近くにいたおばさんが寄ってきて、
「お宅のところで保護してくれないかしら? 去勢の費用も出すから!」
おばさんの熱心なアプローチに根負けして、うちで預かる事に(笑)
野良猫生活が長いので、シャンプーをしてあげて、トイレを簡易で作ると、きちんとそこで排泄してくれるので、
きっと飼い猫だったんじゃないかな。
保護したからには名前をつけよう!
花の名前をつけてあげたい!!
色々と考えて、語感と響きが綺麗だし、女の子なので、
「さくら」と名付けました。
お腹が大きいのも心配だから、近所の動物病院へ連れて行って、エコー検査で確認すると……お腹にいたのは子供………ではなく腹水との事。
ただ、私は非常にイライラしていました。
とにかく扱いが雑。雑な性格の私が見てて気になるくらい雑(笑)
それでいて診察後に言われた一言は、
「なんか変化があったらまた来ればいいんじゃないっすかねぇー?」(原文ママ)
は?何言ってんの?
その当時は猫に関する知識は乏しかったけれど、変化があった時には遅いっていうのは素人でもわかるわ!!!!(怒)
あまりにも横柄な態度に夫婦2人でブチ切れ(心の中でですよ笑)奥さんの実家で飼っている猫がお世話になっている、信頼と実績のある病院で診てもらう事に。
そこで衝撃の事実が発覚します。
どうやら腹膜炎を起こしていて、腹水が限界だと。
すぐに手術をしないと命が助からないかも…と言われ、すぐに承諾し、手術してもらう事に。
無事に成功し、去勢手術も同時に行ってくれたので一安心。
担当のお医者さんからはこう言われました。
「そういえば、前の病院ではウィルス検査ってされましたか?」
……この言葉が、さらなる悲劇を産む事になるとは………
続く
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