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さよならのしみ (詩)

さよならが 染みついて
斑模様の私は
明日の石けりに入れてもらっても
いつも 三回目に転ぶ
あまりあるばかりに
みんなはやさしいけれど
ことばが ほんとうをこぼすのを
誰も 見つけてあげられない
たちどころに 消えて
またたくまに 失せる
その流れが どんどんはやまって
私は 転ぶ
ひざ下に またひとつ
さよならが ひろがる




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