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はれやかな日にはひとに会いに行く

昨日、一昨日と、
自分が手をつけていなかったからなんですが、
東播磨クリエータージャーナルの8月10日に締め切りの分の原稿を書いては消し、消したのに書き足し、
をくり返し、
なんとか書き上げ、無事送るところまで完了しました。

一仕事終えた、、、、
という気持ちで、
今日は朝からダレンシャンの5巻を読み始め、
早めに昼食の用意をして、
はじめて参加する“絵本カフェくうねるん”での『絵本の読み語り合い会』に行ってきました。

13時半からだったので、
はやめに家を出たのですが、
できる限り影を通ってもあっつかったです。

暑すぎて汗出ないくらい暑かったです。

そしてお店に着くとおひとりお客様がいらっしゃいまして。
文芸会でご一緒する方の奥様がくうねるんの常連さんなのです。

ほがらかで、目が黒々と光っていて、
チャーミングという言葉がぴったりの方です。

そんな奥様と、
店主のこっこさんとお話をしながら開始時間になるのを待ちました。

(こっこさんは、私が文芸会に発表するのに書いた『きれい』と『かわいい』をとても気に入ってくださったらしく、
他の方にも勧めてくださっているのだとか。
そんなの嬉し過ぎるのですが、、、
褒められ過ぎてどうしようかと思いました笑)

もうお一方がやってきて、
今日は四人出の『絵本の読み語りあい会』が開始されました。

何をするのかと言いますと、
自分が気に入っている絵本を持ち寄り、
他の人に読み聞かせをします。

少し感想を話してから、
次のひとへ。
じゃんけんの結果、私は最後に読みました。

私が読んだのはこの絵本。
昨夜、絵本棚をひっくりかえして選びました。

話すことができなくなるときがある主人公。

学校で話せなくて気分が落ち込むとき、
父が川へと連れて行ってくれます。

滑らかに流れていくわけではないその様子を見つめながら、
父は言います。

「ほら、川の水をみてみろ。
あれが、おまえの話し方だ」

川はごうごうとながれ、
うずをまき、
なみうち、
くだけます。

川だってどもっている。
僕と同じように。


作者自身がこの少年のように言葉が喉に詰まって発せられないことがあったそうです。
そして父と川へと出かけていき、
そこで過ごしていたのだそう。

教室で声が出ないとき、
先生や生徒たちの向けられる視線。

父親との信頼を感じる距離。

そして実感のこもった川への感じ方。

それがうつくしい絵と共に語られます。

見開きをさらに開くページがあるのですが、
その絵は眩しくて目を細めるような迫力があります。

他の方が紹介された絵本もとても面白く、
谷川俊太郎さんが「三枚のお札」を現代風に書いた「三枚のカード」や、
地獄めぐりの絵本、
遅くなった帰り道にいろんなものが付いてくるような気がして何度も振り返る男の子のお話など、
とても楽しい会でした。

絵本を知るというだけで楽しいけれど、
何よりも誰かに読んでもらえる時間がとても楽しかったです。

次回も是非参加したいと思います!

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