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「夜のつづき」(詩)

静かな夜
どこまでも歩いていくのが幸せだと思えた

あたらしい あなた
どこまでいくと出逢えるのか
小指が冷たく震えた

深い夜へ
続いていく道を歩いていた

心の底からの無抵抗
あなたの首にまわった両手
あの冷たさが小指で固まっていたんだ

明けるかな
どこかで
その光があなたの影に成って消えた
世界を包み込む広さの中
あなたはもう
どこにも見えない

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