1.13(日記 文芸会はじめ)
待ちに待った文芸会の日。
なんとなく、動き出すような気がします。
この日の文芸会は全員集合で、
9人での文芸会です。
今までは四角形になるように長机を並べればみんなで座れたのですが、
9人では難しく、
五角形の仕様。
去年の終りから参加しはじめた方に、
文芸会のファイル(誰が何を書いたのかとかの記録)を説明したので、
今回は私が司会兼記録係になりました。
私からの発表にしたのですが、
今回もしーんとさせてしまいました笑
作品はこちら。
天使というものを作るという考え方を楽しんでもらったり、
天使といえば可愛いイメージなのにまさかの無機質さに驚かれたり。
今回のは少し文体が童話のような、
少し古めかしいような書き方になったので、
いぬこさんには
「昔の文豪みたい」
なんて言っていただいたり笑
カイさんは、去年の終りの文芸会で代表の方が『座右の銘』の
ことを書かれていたのを引き継いで、
カイさん自身が自分を形作るために必要にしてきた様々な名言を披露しながら、それに対しての向かい方を書かれていて、
どの言葉も「らしい」感があって面白かったですし、
自分の座右の銘も探してみましたが、
なんにもないような、、、
座右の銘というのか、思い浮かんだのが銀色夏生さんの詩から
【どうしようもないことは
どうしようもないでしょう
笑えることが素敵です】
という部分と、
誰の言葉だったのか、
【明日世界が滅ぶとしても、
私は林檎の木を植える】
だったかな、、、という言葉が自分の生きていく方向というのか、
書くことへの姿勢を言うならこの言葉だなぁ、と。
今回とくに印象に残ったのは、
Oさんの書かれた『天使になりたいっ!』(2)
(前回の続きで、小さなおじさんであるヨネダは天使として仕事をする人間のサポート役。この前は名前を間違えて違う人間を殺しかけるというミスをしたために、けして今回は成功させなくてはならない!という上司からの圧迫を感じながらの出かけた次なる天使候補のひとは、なんと老齢の男性だった、、、)
Yさんのブックサンタを初体験したことのエッセイ、
そしてもう一人のYさん(映画と旅と本を愛している)の、
政治や政府、そしてそれに振り回されながらも何もできないままの民衆へのふつふつとした怒りを感じる詩、でした。
最近参加されたYさんの書く文章が本当に親しみやすく、
肌に降る雪のように身に繋がる文章で、
とても素敵なのです。
そして“天使”で被ったOさんの作品の楽しさと、痛みにはならないくらいの皮肉。楽しい、と読める作品には大切なところだなと思います。
そしてYさん(映画、旅、本)の書かれる詩はやっぱりいいなぁと思います。
何故かYさんは今回の『天使の一生』と、
前回の文芸会で提出した『新しい朝に』をとても気に入られたらしく、
「どこかに出す予定がないのなら、
本の形にしたい」
と言っていただき、どうぞどうぞとお渡ししました。
本当にたくさんの本や映画などの世界に触れてきた方なので、
そんなYさんに何かひっかかるものを書けたなんて、
嬉しいかぎりです。
どんな形なのかは分かりませんが、
本ができたら一冊くれるそうなので楽しみにしています。
来月からは3時間に時間の猶予が伸びるらしく、
ゆっくり感想が言えるようになるのは有り難いなと思います。
書こう書こうと思いながら、
なかなか体が動かない日々でした。
やっと書けたけれど、
ただいま次の文芸会の原稿に追われている私です笑
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