会いたかった、と思う本を買いに
昨日は、
最近プラレール熱が最熱している長男（六年生）がずっと行きたがっていた姫路の中古ショップに行ってきました。
家族を喜ばせてあげたくて仕方ないじろうさん（夫）は、
その店に着く前にも色々リサイクルショップを回ってくれて、
なかなかに長い時間走りました。
ただ、長男のお目当てのものは、
もともと長男が行きたがっていたお店にしかなく。
ずっと欲しかったらしい特急電車を手にして、
ほくほく顔の長男と、
いろいろ店を回って疲れて寝てしまった次男を連れて、
最後は私のお目当ての店へ。
尻尾を含めて三点で立ちます。
名前は野薔薇さん。
姫路に行く。
それも土日に！
ときたら、土日にしか開いていない本屋さんに行かなくては、、、！
ということで、
前にも一度行った“納屋文庫”さんへ。
インスタで何冊か欲しい本の目星をつけていたのですが、
実際行くと、やっぱり手にしてしまうものです。
同じ作者さんの、これまた素敵な表紙の本があったので、、、
この出版社さんも素敵なんです。
この短さで、この熱量！
すごく好きな漫画でした。新作が出たら追いかけたい。
そして『すいかとかのたね』は、、、
あとで紹介します。
もう一冊は一目惚れ。タイトルがやさしい。
本当に欲しくて、会いたくて。
手に取った時とてもじぃんとしました。
上の五冊を買って、お会計をして、家に帰りました。
一日の疲れがどっと出たようで、
立っていられなくなったのでじろうさんに夕飯を任せて私は自室へ。
暫く寝てたのですが、
少しマシになったかと起き上がった時、
そうだ今日買った本を見たい、と思いました。
そしてびっくり。
何故か六冊ありました、、、、。
え、、、！
一瞬『万引き』の三文字が浮かんだのですが、
レジの時のことをじんわりと思い出すと、
店主さんが私の買う本のタイトルや値段を帳簿のようなノートに書きつけて、お金を受け渡したあと、
がばっと手に取って本を渡してくれたはず、と。
あー、これは間違えて混ざっちゃったのか、、、
と。
お店にすぐに連絡をしたかったのですが、
もう閉まっている時間だったので、
とりあえずインスタの方にメッセージを飛ばしておいて、
明日（つまり今日）もう一度お店に行くことに。
ちょうど母の予定が空いていたので、
連れて行ってもらうことに。
昨日も散々迷ったのに、
今日も今日とて迷い迷って辿りつきました笑
店主さんに事情を話して本をお返しすると、
店主さんは朗らかに笑いながら
「これ僕の本だよ～」
と。
良かった、怒られなくて笑
今日は昨日レジが終わったあとに気付いた本を一冊買いました。
（これが『すいかとかのたね』です。
レジをしてもらう時、店主さんが
「これ、昨日も売れたんだよ。何かあるの？」
と言ってました。おそらく素敵な表紙に惹かれたんではないかと。）
その後、
母が
「車出したし、お茶奢って」
というので母の行きたがった喫茶店に行くことに。
私は初めて行ったのですが、
『本と珈琲 かるも まみお』というブックカフェ。
書写山の近く？のようです。
めちゃくちゃおしゃれな店内で、
素敵なご夫婦がお店を切り盛りしていらっしゃいました。
そこで見つけたのが『風の道』でした。
この辺りの芸術家さんのつくった作品と、
それに合わせた言葉が書かれている一冊なのだそう。
見本があったので読ませてもらって、手に取ることに。
このお店で、
私はとあるおばあさんから
「あなた、自分のことをそんなにきれいじゃないと思っているでしょう」
と話しかけられ
「でもそんなことないのよ。
あなたはとてもきれいなのよ」
と諭されるように繰り返されました。
どうもお店のご夫婦と何かの催しもののことで打ち合わせをしに来た方のお母さんだったようなのですが、
私の母とも話をしつつ、
その話の間を縫って私にそう言い続けてくれるのでした。
私はなんとなく頷きながら聞いていたのですが、
帰り際には
「あなたはそれ以上きれいになっては駄目よ」
と真剣な顔で言われました。
いったいどんな風におばあちゃんには見えていたのか、、、
ときどき真剣に私に話しかけてくれるひとがいるなぁ、と不思議な気持ちになりつつ、喫茶店をあとにしました。
喫茶店でもよく話しかけられるのは通常運転です。
おばあちゃんには、きれいになって困ったことがあったんだろうか。
そんなことを考えながらの帰り道でした。
いい本に出会えた二日間でした。
でも疲れ切りました笑
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