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雨の子宮

雨の日が、
本当に好きだ。

だけど、
体調は最悪だ。

頭も体も動かない。
喉をかるく誰かに絞められてるみたい。
めまいも、
ふらつきも半端ない。

それでも雨の日が好きでしかたない。

ずっと私は底の方に居て、
だから重たいのだよ。
命を入れると体は重たいのだよ。
そうやさしく諭されているみたいだ。

靴は濡れたらいいし(平気な靴しか持ってないから)
服もざばざばになったらいい(いくらでも着替えて)
傘も本当はさしたくない。
ダンサーインザダークの主人公のように踊っていたいくらい、
雨が好き。

ここに子宮をつれてきて。
ゆっくりねむらせてよ、お母さん。
そう思う。

生みの親じゃない。
水という母が私は大層好きだ。
体の中でも繋がっていて、外側も包まれているなんて最高だ。

あれ?私ってそうなるとかなりのマザコンなのかも。
でも自然には大体そうなるから、
なんだろう、アースコン?
コンプレックスなのか?
ただただひとつになりたい。
もとにもどりたい。
そんな気持ちが体から強烈に放出されていく。
そんな感じ。

とにかく雨の日は好きで仕方ない。

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