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「なれのはてになる途中の猫の骨」(川柳)

この川柳?
大分前に作ったのですが、
載せてたかわかんなくなったので載せときます。
どっちかというと、
初夏のはじまりのトンボですよね。

つかまえたトンボのはねの青光る


私には水子の妹が居りまして、
6,7歳の頃に父から
「お前のために死んだんだ」
と言われてから、この妹を愛さない日はありません。
そんな彼女に作った、川柳。


亡妹よ君を包んだ山も春へ

亡妹よ土と成った君と春へ

覚めていく山の気配に立つ亡妹(きみ)よ

小さな手だったのだろ今は土くれ

教えてあげたかった白雪指に

君の手を包めたはずの春が無く


ここらへんは、
家族がいるから作ったんだろうな、という川柳です。


母という役職つつむ肉はわたし

母という役は私に手を生やす

歯を包む生地こそ真にこだわって

こどものころをくるんでいる深い緑


ここからは、いつもの「?」な川柳がおおいかな。


雪の子の春に滴るさよならよ

弾も玉の子もひとが産み落とすの

降り止めばの傘の下は別離の色

わたくしは閉じていますか瞼さん

香らぬ草よ悪食のはな歌が聞こえるよ

なれの果てになる途中の猫の骨

なおしてと差しだされたは鳥の骨

くじかれた足を舐め上げ僕の靴

明日なんて次を探さず放つ指し指

点々とつづくツツジの血飛沫よ

するどい刃あらすじの手がぼやかして

突き付ける刃の鋭さはあらすじの裏


同じ手のだけどあなたは違うひと


これは食べ物シリーズ笑


溶けるのが面白いと言うマヨネーズ

トマトからケチャップになる継ぎ目探し

この二句は、
ちょっとやってみたいことなのですが、
好きな童話を追って句を作ってみる、
の第一弾(しかも途中、、、)
何かわかりますか??


姫ひとり かわる木切れの砂塵が積もる

姫の指刺して眠った糸車の胸

眠った姫の血の一滴に恋をして (糸車が)


というわけで、
今回も5・7・5を無視したり、
たぶんその言葉で終わっちゃだめ!みたいなので終わっていたり、
これだったらこうがいいよ!
というののオンパレードかと思いますが、
どうぞご容赦を。
できたら手直しを、、、、

今日は川柳教室です。
楽しみな日です。

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