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「砂」(詩)

死の砂浜に朽ちた夢を視る

涙は枯れ
がらんどうの胸は横を向き
雨風の適当に埋められた
いつかの悲しみが一滴に足るかどうか

髪も
首も
唇も
同じ色に埋もれていくやさしさを
感謝する己も残ってはいない

誰かが無事踏み越え
できることなら戻ってこないことを願って最後
死の砂浜にに朽ちた日よ

私は夢かもしれない

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