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2.18のオカリナ演奏&朗読会を終えまして


2月18日。
昨日は、絵本カフェくうねるんでオカリナ好きな方を「イベントしようよ!」と声を掛けているなぁと思っていたら、唐突にこちらに声を掛けられ、その場にいた朗読をはじめたばかりの青年も巻き込んで、
イベントをしましょう!となった『オカリナ&朗読会』が開催された日でした。

朝はくもり。
少し早めに家を出たときには小雨というか、霧雨が降っていました。
「えー、曇りのち晴れっていったじゃないか」
と心の中で思いつつ。

でも集合場所に立ったころには雨はやんでいて、
同じくらいのタイミングで三人集合しました。


土山駅から歩いて大中遺跡公園の中の、
郷土資料館の敷地内の中の、
別府鉄道へ向かいました。


最初に館長さんにご挨拶をしたのですが、
お会いする前に
「もうね、見た瞬間に“いい人だ!”と感じる方なんですよ!」
と言っていたのですが、
挨拶を終えた後三人で
「めっちゃいいひとでしたね!!」
とあまりのいい方さに驚きを共有しました。
(ミスターだんさんのイベントの時にお初にお目にかかりましたが、
その時の私の衝撃をふたりも感じてくれたようでした)


日曜日なので、
子供さんたちも多いかなぁと思っていたのですが、
小雨が降っていたことや、公園内の梅が満開だったのでそちらに集合されていたのと、で早めに来ましたがほとんど三人であれこれ話合いができました。
オカリナの演奏曲で終わり方を迷っているものがあるということだったので、そこをどうするかを、楽器をしない私と朗読青年とでこうしたら、ああしたらと言い、それにしっかり付き合ってくれるオカリナ奏者さん。
なんとか「これ!」というのを見つけ出し、
司会はこうゆう感じにしようと思いますというような話をしていたら、
このイベントの企画をしてくださったミスターだんさんの相棒ことカフォン奏者(そして文芸会のメンバーさんでもあります)がやってきて、
あれこれ確認をして、
司会役(一応、、、)の私に「これとこれを言ってね」という確認事項などをしていたらぼちぼちとお客さんが。


正直、お客さんは5人くらい居たらいいなぁと思っていたのですが、なんと22人のお客様が来てくださいました。
くうねるんのお客さんで顔を合わせていた方、
文芸会のメンバー、
朗読青年の友人たち、
見知った顔に安心したり、
逆にこの人たちにしっかり楽しんでもらわなくては!
と、もう始まる前になって緊張が最高潮に。
おかげで最初から頭が真っ白になって言葉が完全に止まりました笑


100均で見つけた本当はサインを入れる厚紙の本のようなもの。
せっかくだから司会者っぽいものを持とうと思って笑
形だけは、、、
中は色が用紙を貼って、さらにプリントアウトした詩をノートの形につくって貼っていました。


それでもなんとかはじめることができ、
はじまりはオカリナと詩の朗読を交互に重ねていく形。

一度曲目や奏者の方の紹介をして、
次はオカリナだけで3曲。
曲目は「愛の花」「糸」「北の国から」でした。

、、、、実はこの時すでに幾つ目かのミスを私はしておりまして、
本当は5つ目の詩を読み終えたらそのまま紹介にうつるはずが、
座ってしまいまして、
オカリナ奏者さんが独奏で吹くはずの曲を吹いてくださったのでした。
それに気付かず、
そのあとの紹介をして、
「あれ?最後の曲なんだったっけ」
となって、独奏がはじまってから、
「あれ?もしかしなくても私ミスった!!!
どうしよう、3曲続けてお聞きくださいっていっちゃったよ!」
と思っていたら、1曲多く持ってきてくださっていたようで、
なんとかなりました、、、
あとで平謝りしました。
もっとしっかり練習したおくのだった、とひとり反省会でどっぷりしました。


オカリナの音が柔らかな天井のかたちを伝ってお客さまたちの上に降り注いでいく様子に、
雲を割って差し込んだ白い光が重なって、
空気まで変わっていくような時間でした。

お客さまたちのゆったりと肩の力を抜いていく様子を見ながら、
私も静かにオカリナの音に透明を染めていっていました。
司会役のことをちょっと忘れてました笑


オカリナの次は、
朗読青年の太宰治の『待つ』の朗読です。
お客さまが、
オカリナ音に体や心のひろがりを委ねていたのとはまた違い、
今度は繊細な彼の声に注意しながら目を閉じ、
ご自身の中の『待つ』に集中していくようでした。

私は、おひとりずつの中に描かれているだろう『待つ』に、
思いを馳せながら、
もうすぐ終わってしまうなぁ、
と少しの淋しさも感じていました。


10分ほどの朗読を終え、
あたたかい拍手を受けながら席に戻る彼の顔は満足そうにみえました。


そして最後の演目は、
オカリナ演奏での『ゴンドラの唄』。

たゆたうような音の終りに、
拍手がおこり、
そして思わぬ「アンコール」が起こりました。

なんにも用意してないなぁ、、、
と考えて顔を見合わせた私たちを見て、
お客さまのひとりが
「もう一回『糸』を演奏して!」
と言ってくださり、
オカリナ演奏の方の方をみると頷いてくださったので、
「では、お願いします」
と本当のラストの曲が始まりました。

驚いたのは、
音が流れ始めると、
自然とお客さまたちがハミングをはじめてくださり、
最後はみんなで合唱ならぬハミングで締め括るというなんとも一体感のある終わりを迎えることができました。

代表して、
もう一度この会を開催できたことのお礼を言って、
三人で礼をして、
『オカリナ&朗読会』は終わりました。


絵本カフェくうねるんの店主こっこさんが三人それぞれに合った花束を贈ってくださいました。
私はこの前作った『mImoza』に合わせて、ミモザです!
かわいいので、只今ドライフラワーに作り変え中。


正直、
前日まで「ひとりだったら逃げたのに、、、」と思ってしまうくらい、
緊張していました。

三人でできたからこそ、
逃げずに舞台に立てたと思います。

イベントを開催させてくださった資料館の館長さん、
誘ってくれたミスターだんさんといぬこさん、
打ち合わせに長々お店を開けて下さったりしたこっこさん、
本当にありがとうございました。

文芸会のメンバーもたくさん来てくださって、
とっても嬉しかったです。

そして何より、
いっしょにあのイベントを作り上げたお二人に心からの感謝を。
また、何かどこかでやりたいです。
このイベントが最初であって、
最後にはならないように、
私もどんどんと歩いていかなくては、と思っています。

次は何をしようかな、
と。

とりあえず、
明日にはこの会で読んだ詩5つを音声で載せて、
できたら一個のnoteに順番にまとめてみたいと思っています。

よければ聞いてみて下さい。

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