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「星屑」(詩)

あなたを残さず
あじわったあたしの足裏は
平らでくすぐったがり
つぶらだった瞳も
干しあがった胸も
わたしの腕の筋ほどもたなかった
喉を通さず
全ては私に課されていく
あなたという全ては
溢れ おちる 星々のように
あたしのあいた口よりずっと
大きな沼にきれいに落ちて
落ちていくのです

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