昨日に引き続き、
詩の解説のような、
です。
では、
よければお付き合いください。
ひとってきれいなものがすきですよね。
だから日頃は見たくないものもきれいに砕けてくれたら満足なのかしら、
と思った詩でした。
本への求愛です。
毎日言ってます。
旅行中、何枚も何枚も夕景を汗だくで撮ってくれていた光景を、
描写しようとしたらこういう詩になるんですよね。
あなた、と書いていますが、これは私の実体験。
朝の光の白さに纏わりつかれたら、
もう降参して起きるしかございません。
大きなものを突き詰めていくことと、
小さなものをつきつめていくことは、
結局同じ出口で向かい合うことになるでしょう。
あなたの手は冷たいのです。
それをあなたには気にしてほしくはない。
もうあたたまらない手ならば、
私の手をいくらでも冷やしておきましょう。
その為の時間稼ぎを魔法と呼びます。
おわりとはじまりを、
幾度言葉を代えて駆け抜けてきたでしょう。
そしてその度に、これほど形はかわれど、
本質は同じ事を言っているのです、
そしてだからこそ、
言い続ける意味はあるのです。
世界はあなたを受け入れたいと思うと同時に、
あなたに受け入れられたいものなのですよ、という詩。
ここからの詩は、
一夜の、
いえ本の数時間?一時間?もう時間の分からなくなるような音楽の演奏会で、27編の詩を書きまして、
その1編目だと思います。
さて、これがどんなふうに音楽を詩に変換していったのか、
どうぞおたのしみください。
胸の奥の心臓の筋を直接弾きまわされているような音楽でした。
音楽には匂いもあるようです。
私は失礼ながら、
演奏をされている間、ずっと書き続けていたので、
正直音楽の説明や、そのタイトルを知ることが出来ませんでした。
それさえ、すべてうつくしい夜の思い出です。
そういうものであることを夢のように希求している。
音楽は強い。
どんどんと心を引っ掴みだしてくるものでした。
また聞きに行きたいと思っています。
ここからはそのため、しばらくそういう詩が続きますが、
意外にも色んな詩が書けたと思いますので、
お楽しみにしてくださったらうれしいです。