見出し画像

私が書く意味なんてないわけない

最近は、思いついては詩集を作り、
文芸会にもちょっと復帰したり、
グループ展への作品を作ったり(最初はこんなに作る気なかったのに、日が空くと作っちゃいますよね)
していまして、
楽しく夏を過ごしています。

そんな私ですが、
ときど~き、私の書く意味ってさ、、、
なんてことを思うことがあります。


久々に「これは可愛いのつくれるんでは!」と、
相変わらずの何か手を動かして作る癒しの力に目一杯癒され、
でも今あれもこれも家にあり過ぎるからもうすぐ絵本カフェくうねるんに持っていって、いる人に持っていってもらおう(一応、何円でもいいですよ、と書いてあるけど、欲しいひとは持っていってよ、くらいの気持ちという)
といそいそと昼前に子供たちに「どうしてもお腹すいたら焼きそば!」と伝えて、自転車を漕ぎだしたのでした。

天気は良く、
風は少し涼しく、
暑いのだけど、
水をとりつつお店へ辿りつき、
「今日は商品並べに来ただけなので!」
とお茶をできないことをお詫びし、
棚に並べていきながら、
上のような、「なんで私書いてんの」って思うことが、
極々、たまのたまにありますよ、という話をしたのでした。


だってですね、
この前の文芸会の時書いた私の文章、というかお話

がですね、ちょっと好感触だったのです。
これくらいの「としさん風味」がいいよね、と。
この余白感がいいよね、いろんなこと感じられるよね、と。
そこからまさかの
「としさん、絵を描きなよ!あなたの頭の中のものはきっと絵とも相性いいよ!」なんて言って頂いたりまでして。

言われますよ。
あなたの文章は濃すぎるから、少し薄くしたら?
って。

なんのためかといえば、
伝わりやすくなるから。


今回のお話もね、
ほぼ時間もかけず、
さらさら~っと「ちょっとすかすか過ぎるんちゃうかな、、、」と思いながら、書いたんです。
最後にぱらぱらっとだけ自分の血を振りかけるくらいのお話を持っていったんです。
好きって、言ってくださる人がいるのは、嬉しいんです。
自分でも気に入っているお話でもあるんです。
でももっと濃くしたかったな、と。
だけどこの方が共感を得るんだなぁ。
じゃあ、私が頑なに自分の文章を守ろうとすることはないのかな、と。

思ったり、することがあるんです。


一瞬。


一瞬だけ。


思った瞬間、
「いや、誰が好きじゃなくても、私が一番私の文章が、言葉が好きよ」
と私が腹の底から噴き上がるのです。

そんなことを話しました。

店主のこっこさんは、
そうやって、自分のこれだけは、を守って生きていける強さがあるひとは凄い、と言っていましたが、
いや、そんなことないですよ、
逆なんですよ、
こうしか生きられないんですよ、
そうじゃない人のほうが、すごいですよ。
言いながら、
こうやって生きていくと決めたのだものな、と思い直しました。


一瞬がきても、
何度でも私は噴き上がる業火でそんな心は灰となり、
また地層を築いてくれるでしょう。

そんな話をした、
夏休みの終り際の一日でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?