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「添う瞳」(詩)

心が無いことは
正義と言うかしら
労りへと雪崩れるかしら

永遠がかすむことを
涙に暮れて惜しむ?
涙が失われたままで 喜ぶだろうか

悲鳴が割れていく
そこに差し込まれる金色
あの紫を引き上げて

やさしく包み込む死に
爪を食い込ませ
会いたかったと咽び泣いていた

人々の視界を撫でていく
瞑らせていく
静かな息だけが昇っていく

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