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誰かに抱く気持ちの詩


どんなひとの好きより
この手に余る
あなたの眼に
吊るされたこころ
吹きつける風が
本当はその指と
知っていても
爪は短く やわらかくても
おもい おもいこみは
きしり
しなり
くいこんで
しぼり くびきれていく
でも まだ 落ちない
あなたの眼をつつみこむ
この時間を じっくり送り込む
ゆれて
きずだらけで
くろくなっていく
そんな おこのみを

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