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「熱が咲いていた」(詩)

熱が咲いていた
求める心と
求める心が
結び合う

熱が咲いていた
グラデーションを与える炎
けれどその濃淡でははかれない
根本を同じくする心

熱が咲いていた
熱はそして行き合い
広がりやがて受け渡され
新たな熱を生み育む

いつか咲く
熱は今
眩い朝と
一音の夜の底

種に水を含ませるように
しずかに
そっと指で撫でる
静かに

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