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文芸会のあとの自分の決意や、新しくやっていきたいことのあれこれ

昨日の文芸会は7人。

ひとりは体調不良。
もうひとりはちょっと長めのお休み。
(と、勝手にみんな思うことにしたのです。
またそのうち気分がのったら、あのあっけらかんとして開いてくれているのに繊細な心配りをした、言い切る文章が読みたいから。でも絶対無理にはこないでほしい。)

そんなわけでゆったりはじめた文芸会は、最初が軽やかさに定評があるOさんから。
真面目に働いて死んだ会社員は天国で、
趣味などをして暮らすか、仕事をするか選ばされ、
まぁ趣味とかないし、と働くことにした。
そんな米田さんの仕事は天使の役割をしてくれる人間のサポート。
今まではなかなかうまくサポートができなかったり、
上の采配が上手くいっていなくて天使として活動が難しいひとをあてられていたりで不遇だった米田さんの話が続いていたのですが、
文芸会員の中で、
米田と天使のひとの関わりだけじゃなく、
米田が仕事をしているところが読みたい!
というリクエストをされていて、そこからはじまったエピソード0のお話なのでした。

Oさんの書くお話の凄いところは、
おかしみ、かろやかさ、軽妙さ、読む人に楽しんでもらおうという気持ちが気負いなく書かれていて、
読んでいて本当に全くストレスを感じないところです。
皆の中に、ある程度存在している認識を上手に利用して、
少ない言葉、少ない描写で立体的に、でもきちんと作り事のこととして頭に世界を想像させてくれるのです。
なのでこちらの労力もすくなく、
テンポよく進むお話に集中できる。
それが普通にできてしまうなんて!!
本当にすごいです。

そんなOさんの作品は、Amazonのkindleで販売されている『東播磨クリエータージャーナル』で読めます!

私の小説も入っているので、よければ是非!


なんて宣伝も挟みつつ、
今回の私の作品はこちら。

私小説と言っていいのか、
エッセイという方が正しいのか、
でもまぁオチも何もないけれどショートショートとして読んでもらってもいいかなと思ってます。
なので(私小説?)表記なのに、短いお話のマガジンに入れています。

人数は少なかったけれど、
みんなゆったりした空気でよく話が盛り上がり、
終わったのは12時半でした。


そのあとはいつもの絵本カフェくうねるんに場所をうつし、
二次会がはじまりました。

そこでどうして文章を書き始めたのかを聞いていったのですが、
身近なひとの死にたいする悲しみや怒りをぶつけだしたのがきっかけ、
と言う方や、
映画の評でかちんとくるものがあって、
なんとか文面で意見を言いたくて、
という方もいて、
文章を書くってけっこう年齢を重ねてからでもはまってしまうものなんだな、とまたひとつ発見でした。

そのうち、徐々に帰るひとが出てきて、
私はまた別のお客さんと話をしていたのですが、
やがて女の三次会に。

そこで店主のこっこさんと2月のイベントに引っ張り込んでくれた名プロデューサーのいぬこさんに、
私の今回の作品を読んで
「薬を増やしていくことはやっぱりしんどいと思うし、
先生がきちんとそれの判断をしてくれるのかは分からない」
と言う話になり、
何が今一番のストレスなのか、
という話になりました。
「、、、勝手な話ですが、働かなきゃいけないなぁ、というのがストレスです」
というと、
ふたりが一緒に
「働かなきゃいいよ」
と言って、思わず笑ってしまいました。
働くって色んな意味のある言葉で、
子供たちの安心できる家を整えていることだって十分働くことだし、
時給いくらで働かなくても、
もっとしんどくなくお給料がもらえる仕事を探すことだってできるとは思うけれど、
それよりなにより、
あなたは書いたらいいんだよ、
と。
あれ、これ前にも言われたな、と思いながら。

私の文章は、
Oさんのようにひとを楽しませられるものではないけれど、
私の文章を読んで
「ああ、こういうものに出逢うために参加したんだと思ったよ」
と言ってくれた文芸会のメンバーさんもいました。
一番最近はいられた方は
「としさんのは難しいから家に帰ってからも何回も読んでいるのだけど、
分からないの。でも、読むのが嫌ではないよ」
と言ってくださり、
「今度は何を読ませてくれるんだろう、と期待してきているのだから、
ひとにあわせて易しくしたものを書かないでほしい」
とまで言ってもらえました。
みなさん、私を甘やかしすぎでは、、、

私の文章を、詩でも川柳でも、
読んでくださった方は
「もっと分かりやすくしてくれれば、
売れる可能性があるけれど、
絶対に自分の尖りを極めていって欲しい、、、」
と同じ悩みを口にしてくれます笑

そんなに分かりにくいのか、、、とその度に新鮮に驚きます。

「どうにかなるよ。
そのときになって考えたらいいんだよ。
書けるところまで、今は書き続けていけばいいんだよ」

そう言ってもらえて、
ああ、もう私だけの我儘ではなくなっているのかもしれない、
と思えました。


そしてもうひとつ嬉しいことが。
ひと月前に、
「私のことを第三者として小説を書いてほしい」
ということを頼まれた、というのか、
「書いてもらえたらうれしい」
というお話をもらいまして、
その方は私の文章を読んだことがある方だったので、
「私の文章でいいなら」
とのんびりお話を受けました。
いつまで、とかどれくらいの長さでなんてことは決めず、
私の中で一文が降りてきて、書いて、
「どうぞ」
とお渡ししたのですが、
なんとそれに原稿料が発生したのです!
なんてこった!

前にwebライターをして頂いたお金とはまた別の、
そして電子雑誌の分配金として頂いているお金ともまた別の、
私の文章に対する、
私だけへの評価に、
胸が震えるほど嬉しかったです。

『ココナラ』でそういう仕事をしている方もいますが、
私は万人に受ける文章を書くのはできそうもないので、
できれば私の文章を知って、
この文章で『自分のためだけの小説または詩』を書いてほしいという方がいたら、これからも書いていこうと思っています。
それはその人だけの、
その人にしか渡さないものになります。

もし、このnoteでも私に書いてほしい、という方いましたら、
どうぞお声掛けください。

まだ何の目途もたっていないのですが、
詩学舎の先生たちのいう賞にだせる詩集というのもなんとか出したいと思ってきました。

あと、
この間の別府鉄道の朗読イベントで自分の詩を読むということの楽しさに気付いてしまったのですが、
さらに自分の詩や作品を他の人に朗読してもらう、
というイベントがしたいなぁ、、、と思い始め、
それを言ってみたら「くうねるん」でやっていいよ、とのこと。
もっと中身を詰めないといけないし、
今はただ「やりたいんです!」「いいですよ」
の状態なので、
ここからどんなイベントにするのか考えて行こうと思っています。


『mimoza』の方も、
近くのお店で置いてもらえないかと聞いて見ようと思っていて、
またこのzineとの関わりも、
これを通して繋がったひととも、
関係を繋いだまま、また何かやってみたいなぁとも思っています。


やりたいこと、やれるよになってきたな。
そんな自分の変化を感じた一日でした。

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