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とし総子
2024年2月15日 11:14
『あいくるあした』(詩)
『あいくるあした』あしたがあるからあいあしたいのじゃない逆にいましかないからかなしいのでもないあなたが未来永劫をもっていてもわらっていられるとはおもえないあなたが蝶の羽ばたきひとつで満たされるとはかんがえないすべてのわたしのすべてのみらいにあなたはいるけれどもうけしてあたらしいにはならないわたしはいつまでもうちのめされるわたしはそれでもいつのひ
2024年2月7日 15:56
『青い骨』(詩)
『青い骨』青い骨を磨く白く 白く鈍色の差す白い骨は香るだろう青い 白い粉が舞う中私の骨をつよく抱きしめる眠る夜のようにいつの日の私の骨か最愛に折れる
2024年2月6日 15:59
『わたしの肌を織る』(詩)
『わたしの肌を織る』花には成れなかった黄金の鱗の魚にも透けた羽を震わせる虫にも私は成らなかったあなたは嘘の正直なひと真っ直ぐに笑い平らかに口を開いていた蓮の葉には乗れなかったし虹の欠片は落ちてはこなかった猫の瞳の中には街灯は灯ることはなかっただけど あなたの言葉はほんものだった私に触れた魔法は生きているこの耳を撫ぜた風の声を捕えることも遥かに遠い宇宙の足音さえ