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春がもう終わろうとしているような気がして、 最近詩をよく書いているので、 ここへの一日一編…
泣いたなら あなたのためになるのかしら 心は離れても身体をそばに寄せるのと 体は塵と消えて…
赤猫を追いかけた あの道はもう無い 落ち葉が埋めて 雪が咲き 明るい地面を洗った季節 あの…
あぁ からだが おもたい むねがつかれてしまってね とけいがゆっくりとすすんでくれるけれど…
あなたの涙に濡れたほほをさすった 風は 私が、ここで吹き飛ばした悲しみです
とりかえしがきかないから あきらめて とりかえに走る 風は海を渡っても あなたの頬には届か…
黒い雨雲が立ち 恐れをやわらげる あたたかな雨を降らせる 許しておあげ 預かっておあげ 心に余るもの 心を塞ぐものではないよ 風は吹き その触れるすべての色を調和に導いていく 抱いておあげ さすっておあげ 心にしか触れられないものだと 出会って理解するのだから やがて 降るものも吹くものも 通り過ぎたとき 貴方の足裏を叩く 小さな振動 芽吹くものを 受け入れる 育つことを 見つめていなさい そうしたら 必ず 摘む手を伸ばすか 貴方の耳は疑わずその脈動を知るでしょう
バイバイ、タランチュラ 大きな足を 振り上げて 明るい光の中で 堂々と 暗い 息を吐く バ…
ゆったりとした 首飾りを編んで ポケットは空っぽ 足先に転がる いくつもの先の種を蹴って …
あなたの手 別れに沈む 胸の中に引き込んで 忘れてしまえば 少しはこの温度をうつせるものか …
泣かないでと頬を包みながら しっかりと泣いているのは 私のほう あなたが大切にしていた月…