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次男は トウモロコシは好きなのに カレーの中のコーンは毛嫌いし コーンスープを好物という …
あなたは円になるために 膝が痛くなり 体は硬くなり 喉はゆるやかに そして一つの点へと転がり…
あなたが 死を 悲しいものにはしないでと言った 私は丸かった目を細めて 生きている あなた…
さよならの意味を知らない頃なんて 私 あったかしら さよならの意味の重たさも広さも唐突さも…
大きな音がする それは 体の中からのもので 一音 一音が 宇宙のはじまりのように ひろがって…
わたしは歩いている 真っ白だ 純白だ いたたまれない 足裏の傷 わたしは歩いていく 真の闇へ …
運命なんて シッポを踏んずけちゃって にがしちゃっていい そして 自分と相対し 運命の芯から香る上香となったとき 決意を固く持って 私から このすべてを運命に差しだしましょう
わたしのからだはばらばらで ゆっくりはがれておちてくみたい せいりうんどうですませられない…
俯いていたのは少女だったから たくさんの車の影 引いていかれる手 ふりほどきたくて 仕方がな…
すれ違う時 袖をつまむと あなたは他人の顔をする それでもくり返す私の指に いつしかあなた…
言葉が降りてくる 遠慮などせずに だから私の首の骨はいつも疲れて傷んでいる あなたが唐突に…
春がもう終わろうとしているような気がして、 最近詩をよく書いているので、 ここへの一日一編…
いや 知らないのよ 誰の鐘の音かなんて ここにどんな人生が終わったかなんて 曇っている今日…
「からだとなみだ」 おなじ布団の中に居て わたしができるかぎり なんのこともないように 日常を彩っているものであるかのように あなたの躰を触るのを あなたは有らん限りの心で耐え 晒していてくれた 痩せさらばえた胸の内 なんてやさしくうつ音よ 私はいつのまにか泣いており あなたが私のその泪を撫で あたたかい あたたかいねぇ と 笑ったのでした これは、 この詩は、 本当だったら中編くらいの長さになる連作小説のなかで起こる場面を 詩のように書き起こしたものです。 この詩を、