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詩、誌、氏

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詩だ、と言い切れない。でもたしかに私の書いたもの。 短くて、要領は得ない文章のかたまりなのだと思う。 でも書きたくなるから、こうして出してしまう。
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2021年2月の記事一覧

夜の雨につられて書いた詩

雨雨が降っている めまいのように あまい埃のように 記憶にかかる薄灰色のべエルのように 誰か…

とし総子
3年前
11

夏に海の前に座り込んで書いた詩

海に立ちあおく みどりの海原に 島のような船 影のような島 砕かれた石が光を返す 波音になぶ…

とし総子
3年前
6

夏に書いた詩

あなたの世界分かんないな 分かんないままがいい あなたを失くした意味も 答えも あなたが生…

とし総子
3年前
3

これまでに書いてきたもの、さん

途方に暮れる愛にああ 今日も終わってしまう 私 あなたの お母さんになりたかった 言い訳も …

とし総子
3年前
4

今日に書いたもの、2/9

あの日のさよならあなたに会えるのは あの星の下 それとも あの日の足下 あなたがどこかで暮れ…

とし総子
3年前
5

これまでに書いてきたもの、に

あなたが私にくれたものあなたが私にくれたもの この今生の唯一の 死ぬまでの道筋 あなたが私…

とし総子
3年前
2

これまでに書いてきたもの、いち

あさやけながい ながい おわりをいきていた かぐわしく かなしい はかなく とうとい すべてが うしなう そのつど つどを なみが うわべをなで たましいが こうらをおし こんなところまで  ころがってきてしまった あなたが わたしをといた これはのろいではないと わたしが しっていることを それを しんじつだと わたしは しんそこしんじていると あなたがといてくれた あさとよるがまじるように あしたときのうがつぎめないように ときあかして ときほぐして とけあわせてくれた