⑤私立幼稚園の面接に行って来た
このお話は、2010年に息子を幼稚園に入れるために奔走していたメモが出てきたのでシェアしています。シングルマザーになると決めた時で、初めての学校関係。かなりてんぱっていました。
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11/21/2020
先週の金曜日、19日に息子を入れたいと思っている私立幼稚園の面接に行って来た。
時間は11時15分集合。
グループ面接というやつです。
我が家を入れて4家族でした。
子供たちをある教室へ導いて、そこにあらかじめ設置しておいたおもちゃ達(パズル、昆虫、ブロックやお絵かきセットなどなど)で好きなものを選ばせて様子を見る、という形です。
その間に親達は隣の部屋で待って、一家族ずつ面接をするのかな、と思っていたら
親も子供同様にグループ面接
え?
ディレクター(校長先生?)いわく「時間がない」ということだからです。
え? それじゃあ、どうやって自分の子供をアピールするのおおおおおおお??????????
「質問のある方はどうぞ」
と言われても、あたしの場合は特に質問はないし。
だって先日のオープンハウスでカリキュラムに関してはよくわかったし。
一番気になる「食事」に関しても、いくらヘルシーをキーワードにしていても、日本食のようなガチなヘルシーな食事になるわけでもないし。
それよりも、申請用紙を出した時と状況が変わっている場合があるので、その辺りを個人的には説明をさせていただきたいなーと思っていたんですが、どうなんでしょうか?
だってほら、申請したときは「シングルマザーになるかも〜」でしたが、1ヶ月経った今では「シングルマザーです」宣言だし。これって微妙に違うじゃないですか。
でもグループ面接なら、なるほどなーと1人納得。
どうりでこの学校、申請内容が細かいと思ったよっ!
こっちの大学をでていないあたしには、ほんっとうに拷問のようでしたよっ!
だってね
▣どうやってこの学校を知ったのか
▣どうしてこの学校にあなたの子供を入れたいのか
▣「多様性」を売りにしているこの学校へあなたの子供が入ることの意義は何ですか?
▣学校側が、とくに知っておいたほうがいいと思われる、あなたの子供について述べよ
それに学校側からの息子のレポートもあります。
▣学校での生活態度
▣成績
▣親に関しても「どのくらいの頻度で学校のイベントにボランティアとして参加しているか」
アメリカの学校って、親がどのくらい学校に貢献するのか、できるのかが大きなポイントみたいですよね。
とにかく申請用紙の裏へいってもいいから「書く」「書く」「書く」、よりアピールすることが求められます。
できないよーーーーーーー
だってこんなこと、日本では習っていない!
自己アピールの仕方なんで知らないよーーーーー!
マジ拷問。地獄。
でもこれ、この時だけでは終わらず、中学、高校でも私立に入れるのなら同じようなことをしなければならないんですよね。
それ以外にも、わたしの場合は息子の習い事やサマーキャンプなどもファイナンシャルエイドが欲しかったので、ひたすら書いていました。
毎回泣いていました、書けないって。何度書いても慣れなくて。いろんな人に英語をみてもらっていました。
正直2度とやりたくないけれど、またいつの日かやってくるんだろうな、とは思っています。
どんと来い! 負けないぞ、もう。
面接の時間でも他の人がアフタースクールのプログラムについて聞いたりしている中、あたしも質問という形をとりながら、息子は日本語もがっつり分かるバイリンガルです、ということを協調してみたり。
ねえ、1学年に1人くらい、日本人とのハーフの子供を入れてみてはいかがでしょうか? ってね。
印象としては他の家族の人達は、他の私立幼稚園を受けているようなのでそんなに重要じゃない(違うかもしれないけれど)ような雰囲気。
さて、面接を隣の部屋で受けた息子ですが……
何よりも「女の子」に間違えられたこと(苦笑)。
いいんです、よくあることなので。
やっぱり大好きな地下鉄のマークが入っているTシャツを着せて行ったらよかったのかな。そうすればそれをきっかけに先生との会話が弾んだかしら? なんて思ったけれど、あとの祭り。
「ぼくね、先生にシャイねって言われたの」
と、学校から出たあと教えてくれた息子。
そうかー、シャイって言われたのか。
うん、君はスーパーシャイだよ。
お母さんは知っているよ。
繋いでいた手を、ぎゅっと、いつもよりもちょっと強く握った。
この小さな手は、今日、どれだけ頑張ったんだろう。
*
実は面接室に移動する前に息子の様子を見ていたんだけれど……
「いやだ、いやだ、いやだ」と首を振りながらずっと言い続けていて、周りの子供たちの行動を不安げにじっと観ていた息子。
面接を受ける教室にも一番最後に入って、いったい何で遊ぼうかと両手をクロスさせる形で両肩を持ち、自分をプロテクトしていた息子。
1人の女の子が遊んでいた「ABC」パズルをじっとみつめていた息子(当時はABCパズルにはまっていた時期)。
先生が他のおもちゃで遊ぼうと行っても、無言で首を振り、無言でパズルを指していた息子。
先生が他のパズルを持ってきた時点であたしは面接する教室へと移動した。
あとは、野となれ山となれ、だ。
でも規定の時間が終わって部屋に入ってきた息子は笑顔で。
先生達とどういったコミュニケーションを取っていたのかしら。
19人という人数に対して、学校側は生徒のどういった部分をみているのか。
2008年のリーマンショック以降、不景気まっただ中とはいえ、なんだかんだといっても全金額を納めることができる家族を優先的に取るのではなのかという話もあり、奨学金狙いのわたしは、あまり期待しないほうがいいのかも。
息子が通っている学校の先生が、この学校のディレクターに電話をして「プッシュしておくから」とは行っていたけれど、他の生徒も同じようなことをしているだろうから(ある意味当たり前だよね?)、本当にどうなるのかまったくわからない。
それよりも、まだ間に合う他の私立学校(カトリック系など)も探しておいたほうがいいのかな、とふと思ったり。
結果は2月中旬にわかります。
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2006年生まれのアメリカ人とのハーフの男の子のいるシングルマザーです。日々限界突破でNY生活中。息子の反抗期が終わって新しいことを息子と考えています。