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最近の活動まとめ: 英日翻訳を募集している話や、ChatGPTを使って英単語帳を作った話など

久闊を叙するところから

noteではかなり久々です。堂本です。

こちらでの更新が久々になってしまったのは、自分でホームページを開設し、そちらで情報発信をすることが増えたためです。noteの方が拡散力が高いなどの良さは確かにあるのですが、自分の活動の核の発信くらいは自分が用意したプラットフォームからやりたいな、と思ったからです。そういった経緯から、現在は自分のホームページのブログから意見発信をしたりしています。もし興味があれば、ぜひご覧頂ければ幸いです。

とは言え、前述したようにnoteの方が拡散力や多くの人にとっての読みやすさは圧倒的ですから、時折ブログでまとめていたことや、現在YouTubeでお話ししているようなことについて、以下、簡単に近況報告としてnoteでまとめておきます。

1: 英日翻訳を募集しています

僕は従来より、「人間だからこそできる翻訳はあるはずだ」ということ、「本を選ぶときに、翻訳者の名前で選ぶということがあっても良いはずだ」ということをお伝えしてきました。翻訳とは単なる言語置換ではなく、表現の一種となり得ることは、今後の翻訳業界を考える上でも重要な意味をもつと考えています。

すべての善き翻訳は「創作」である。それ故にボードレエルの訳を通じて、ポオの詩を読んでる人たちは、実にはボードレエルの詩を読んでるので、ポオを読んではないのである。

—『詩の翻訳について』萩原 朔太郎著

もちろん、『創作』ではあってはいけない翻訳もあり、例えばマニュアルや学術書、契約書などが、翻訳者の恣意的な判断で意味を歪められてはたまりません。そして現代においては、翻訳においての創作性よりも正確性の方が重要である場面が多いこともまた確かかと思います。

それでも、例えば小説や詩、あるいはゲーム、動画、ポッドキャストなどのエンターテイメントに属する翻訳には、萩原朔太郎の言う『善き翻訳』が残る可能性があると、僕は信じています。

しかし、そうした『善き翻訳』に出会うことは稀であり、また優れた翻訳は原文に対して目立たないことも多いため(もちろん、敢えて原文を意識させるような翻訳も良い翻訳であることもありますが)、なかなか評価を受けにくいところがあるように思います。

そこで、ひとつの原文から複数の訳文を募集し、それを収録したKindle本を作成したいと考えました。現在英語学習をしている方の腕試しとしても、プロの翻訳家を目指したいという方にとっても、良い機会になれば幸いです。

詳細についてはYouTubeか、またはブログで説明をしておりますので、もし気になる点がありましたらご参考ください。あるいは応募フォームにも説明がありますので、そちらをチェックして頂くだけでもおよそ大丈夫です。

【応募フォームはこちらから】

2: ChatGPTで英単語帳を作りました

ChatGPTが世の中に知られるようになってから、それが翻訳(あるいは翻訳市場)にどのような影響を持つかということについて考えるうちに、その能力の高さ(あるいは同時に限界)が分かってきました。そして、確かにこの技術は何か大きな意味を持つとも感じるようになりました。

「では、自分はこの技術を何に使えるだろうか」ということを考え、とりあえずやってみたのがこれまで自分がストックしていた「かつての自分が知らずに出会った英単語」を収録した英単語帳を作成することでした。そしてこの英単語帳の作成には、2冊両方を含めても10日掛かっていません。ChatGPTによって形式の出力を自動化し、堂本はこの内容をチェックして精査し、難易度や収録単語、収録された英文を修正しただけだからです。

そしてこうしたことが可能であることは、英語学習をする上でも非常に価値があることであると思い、この英単語帳を作成する上でのプロンプトも公開しました。プロンプトはブログと単語帳のVol.1に収録されています。したがってこの英単語帳は、「ChatGPTの英語学習におけるひとつの可能性」を示す意味合いが大きいと言えます。

もちろん、英単語帳そのものとして役立つものでなければいけないと考え、収録語彙は英検1級以上をメインに、英文のレベルもCEFRのC2以上を軸として収録するように調整しています。高レベルな英単語を高レベルな例文で学習したいという方は、ぜひお手にとって頂ければ幸いです。

3: ChatGPTの講座をやります

上記のようにChatGPTを色々な面で活用している経験、またプロンプト生成についての研究成果のひとつとして、加えて英語と日本語の両方でChatGPTを利用している立場として、ChatGPTについての講座をやることにしました。これについてはどうしてこのタイミングでやるのかといったことを含めてブログで解説しているので、よろしければそちらをご覧頂ければ幸いです。

参加募集ページはこちらから:

ブログによる裏話はこちらから:

4: 翻訳講座を久々にやります

Lancersの後援あって翻訳講座を何度か開催しているのですが、ここ最近は市場の外に対するイベント開催も多く、開催の間が空いてしまったので、久々の講座となります。堂本が翻訳をするときにどういったことを意識しているかについて、理論から実践までまとめてお話ししています。

ただ、この形式での翻訳講座は今回が最後になるかもしれません。この辺りについてはそのときがくれば詳しくYouTubeでお話しできればと思いますので、もう少しお時間をください。

5: YouTubeの登録者数が1500人を越えました

最後にお礼となりますが、YouTubeの登録者数が1500人を越えました。応援してくださっている皆様、いいねやコメントを頂けている皆様、気が向いたときにでも動画を見てくださっている皆様、ありがとうございます。

1500人を越えてもYouTubeの活動内容はこれまでと大きく変わってはいませんが、メンバーシップを開始したり、何かの告知を最初に行う場所になっていたりなど、最近は活動のハブともなっています。よろしければ今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。





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