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第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/16予備予選出場者(一部)について

 予備予選も5日目(ヘッダーはSecondary theme "Poco più lento" from Op 48, No 1、出典:Wikimedia Commons)。16日は、個人的に以前から注目しているピアニストが複数出場するため、大変楽しみである。以前「第18回ショパン国際ピアノコンクールの予備予選出場者とYouTube」という記事で紹介したピアニスト以外も触れたい。仕事も忙しくなり、時間的制約があるため、自分用の備忘録(ほぼ事実の列挙)となっている。

Mr. Nikolay Khozyainov (Russia)

 以前のnoteの⑤で詳述。2010年第16回ショパコンのファイナリスト。

Ms. Hyelim Kim (South Korea)

 Hyelimは2019年に自らのYouTubeチャンネルを開設しており、動画は18本アップロードしており、うち、5本がショパン(今回の予備予選で弾くバラード第1番Op.23(2019年)、ノクターンOp.48-1を含む)である。
 彼女は2021年5月のエリザベート王妃国際コンクールに出場しており、1st Roundのプログラムを確認してみたところ、4人の作曲家(モーツァルト、ラヴェルなど)の曲を弾いており、ショパンは含まれていない。2019年にはクララ・ハスキル国際ピアノコンクールでファイナリストに選ばれているが、ここでもショパンを弾いていない。

Mr. Jun Ho Kim (South Korea)

 Jun Hoは自らのYouTubeチャンネルを開設しており、7本の動画のうち、4本がショパン(ノクターンOp.62-1(2019年2月)、子守歌Op.57(2016年)、練習曲Op.25-8(2015年)、舟歌Op.60(2015年))だ。ノクターンOp.62-1は予備予選で弾く予定になっている。これ以上の情報は「英語」では見つけられなかった(韓国語が理解できないので・・・)。

Ms. Su Yeon Kim (South Korea)

 Su Yeonは21歳の時、2015年の第17回ショパコンで本選3次(20人選出)まで進んでいる(7/15のChi Ho Han同様;この年は3次にSeong-Jin Cho含め3人の韓国人が出場)。予備予選では、練習曲Op. 25-7、練習曲Op.10-4、練習曲Op.25-5、練習曲Op.25-11「木枯し」、マズルカOp.24-2、バラード第4番Op.52を弾いている。本選1次では、予備予選で弾いた4曲(練習曲3つとバラード)を選曲。2次では幻想曲、ワルツ第2番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22を弾いている。3次では、ノクターンOp.48-1、舟歌、マズルカOp.24、ソナタ第3番Op.58を弾いている。
 2021年5月のエリザベート王妃国際コンクールにも出場している。1st Roundで4曲中2曲はショパン(練習曲Op. 25-6、バラード第4番Op. 52)を弾いており、この2曲は今回の予備予選でも弾く予定となっている。この他、前回の3次で弾いたマズルカOp.24から2小品、練習曲Op.25-11「木枯し」、ノクターンOp.48-2を弾く。

Ms. Yurika Kimura (Japan)

 木村友梨香さんはHP(日本語・英語)を開設している。22歳の時、2015年の第17回ショパコンには出場しており、本選1次まで進んでいる。予備予選では、スケルツォ第2番Op.31、マズルカOp.59-1、ノクターン第17番Op.62-1、練習曲Op.25-11「木枯し」、練習曲Op.10-5「黒鍵」、練習曲Op.25-10を弾いている。本選1次では、予備予選で弾いた4曲(マズルカと練習曲Op.25-11以外)を弾いている。2016年、2018年と国際コンクールでグランプリと5位入賞を果たしている。
 今回の予備予選では、練習曲Op.10-5「黒鍵」、練習曲Op.25-10は前回と同じだが、他4曲は別の選曲をしている。

Ms. Aimi Kobayashi (Japan)

 小林愛実さんのプロフィールはHP(日本語・英語)にある。小林さんは、20歳の時、2015年の第17回ショパコンに出場し、ファイナリスト(日本人として10年ぶり)になっている。同じくファイナリストとなったGeorgijs Osokins(Latvia)や(予備予選免除で本選1次から出場予定の)Szymon Nehring(Poland)とともに再挑戦である。前回の予備予選では、ノクターンOp.27-1、練習曲Op.25-11「木枯し」、練習曲Op.25-5、練習曲Op.10-4、マズルカOp.17-4、スケルツォOp.20を弾いている。今回は、練習曲Op.25-5とマズルカOp.17-4以外は、別の選曲をしている。
 話がそれるが、小林さんのHPに2015年11月初旬に「情熱大陸」に出演した話があった(関連記事はこちら;公式チャンネルでの動画はこちら)。
 2021年7月初旬に、カワイ表参道のオールショパンのコンサートに行ったが、彼女の高い集中力と豊かな表現力に最初から最後まで釘付けになった。2部で弾いた24の前奏曲Op.28は、本選3次で弾くことを想定しているのだろう(2015年はピアノソナタ第2番「葬送」を弾いている)。

Mr. Qi Kong (China)

  Qiは21歳の時、2015年の第17回ショパコンに出場し、本選2次まで進んでいる。前回の予備予選では、マズルカOp.59-1、練習曲Op.10-8、練習曲Op.10-10l練習曲Op.25-11「木枯し」、ノクターンOp.55-2、バラードOp.52を弾いている。今回の予備予選では、練習曲Op.25-11を減らし、マズルカを2曲に増やしている。
 2019年にはブゾーニ国際ピアノコンクールに出場し、セミファイナルではショパンの24の前奏曲Op.28を弾いている。

Mr. Mateusz Krzyżowski (Poland)

 以前のnoteの⑦で詳述。

Mr. Hyuk Lee (South Korea)

 以前のnoteの⑧で詳述。





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